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木造だと、一見、エコに思えますが、メンテナンスのことを考えると、反対に手間やコストがかかるでしょうね。本当にエコなビルは、CO2を固定できるタイプのコンクリート製です。
※個人的な見解であり、所属する会社、組織とは全く関係ありません
住友林業やるなぁ!
これが実現すれば、世界最高層の木造建築になるはず。
イメージ画像からも、ジーン・ギャングの名建築
シカゴのアクアタワーに匹敵する、インパクトのある
ビジュアルなる予感がする?
完成すれば日本の林業復活の象徴となる
歴史的建築になるのではないか?
工法、木材加工の技術なども、その後に
繋がるものがここから生まれるはず。
住友林業のチャレンジに期待したい!
建設業界には今、夢がありません。
オリンピックで足元の景気はいいかもしれませんが、その先には人口と需要、労働者の減少が待ち構えています。
B2Bで閉鎖的な上、談合や不正でイメージも良くはありません。
それでも建設業は街を作る仕事です。ビルを建てる仕事ではありせん。
街を作るということは、そこに住む人々の文化に与える影響や、都市として目指す方向性を明らかにする使命があります。
法隆寺から1300年、世界最古の木造建築を有する国で世界最高峰の木造建築を作るなんて、夢があっていいじゃないですか。
需要が停滞する建設業の中で、木造建築が再注目され、技術革新に繋がる。更には林業の再生を促し、長期的に見た場合には環境への貢献は確実に向上します。
木で建物を作るから緑が無くなる、なんて単純な話ではありません。
木で建物を作るためにはまず、緑を増やす必要があるんです。
街の中心に木製のランドマークがあるということは、世界有数の環境都市の構築を促すかもしれません。
ちなみに誤解のないように訂正しますと、100%の木造ではないです。構造的には鋼とのハイブリッドで、地震対策は鉄骨ブレースで補強します。
耐火性能はさすがにちょっと心配。建築法だと避難なども考えて部材が燃え尽きるのに3時間以上耐える性能が必要。
燃えにくい植物でも植えてみるのかな。
デザインとかは、個人的には結構ワクワクするのだが…
https://eco-notes.com/1169
耐火性という点では、CLT(クロス・ラミネイティド・ティンバー、直交集成板)だろうか?
https://newspicks.com/news/2665573
https://newspicks.com/news/2552889
Takuさんが張ってくださっている住友林業のプレスには動画もある(有難う御座います!)。
コスト高のような...。コストを回収してリターンを稼げるのでしょうか。
6000億円は、総事業費3000億円程度の六本木ヒルズの、倍
—-追記—-
建築ピッカーの吉田さん(リンク先)が分かりやすく定量的に説明してくださいました。
https://newspicks.com/user/141080/
https://newspicks.com/news/2788950/
日建設計が協力とありますが、検証の主体はほぼほぼ日建設計なのではないのかなぁ(住友林業では無理だと思う)。
課題は多くの方が思われている通り、コストかと。
現状では、これだけ莫大なコストをかけても、実は添付した記事のように、木造の構造体を耐火被覆して、木で化粧しており、木造にこだわりたい気持ちはわかるものの、どこか複雑です。
利点としては、その軽さでしょうか。
また、建築物には計画共用期間を設定しており、それに基づいて、各部の強度を設定しています。
・短期:30年(仮設的な建築物)
・標準:65年(一般的なマンション、事務所)
・長期:100年(公共建築物や災害時に中心となる建築物)
・超長期:200年(超高層建築物)
かたや、木造建築の法定耐用年数は、約20年。
この辺りも、現状にあわせて変えていく必要があるのではないでしょうか。
https://newspicks.com/news/1802810/
今回は、この構想を検証していく上で成立した技術を、もう少し現実的なプランへ落とし込んでいくのではと考えています。
追記
T Takuさんのリンク先、読みました。
ありがとうございます。
正確には、木造ではなく木鋼ハイブリット構造ですね。
新国立競技場の大屋根などもこの構造ですが、これ構造上は鉄骨造にならないのかな???
----以下、元コメント-----
木造の中高層については過去コメントしてきましたが、まだまだ構想段階かと。
あとでコメントします。
2041年は住友林業創業350周年なのだそうで、その記念事業として、この壮大な計画を立てたのだそうです。
木造70階建も凄いですが、創業350年というのも凄い。
完成すれば正に世界的な建築物になるでしょう。
報道によれば、構造は9割の木材と1割の鋼材で構成する木鋼ハイブリッド構造を採用し、柱・梁とブレースで筒形の殻を構成、対角線上にブレースを配置することで地震や風などの横圧力を防ぐブレースチューブ構造のようです。
耐火技術などについては現状ではわかりませんが、相応の新素材などを使うのだろうと思います。
まだこれから研究開発していくのでしょうし、実現には採算や投資金額など様々な障害があるだろうと思いますが、日本ならではの建築物として是非実現して欲しいものですね。
が、事業的にみると厳しいでしょう。(まぁ、そんなことは承知の上でご検討されているはずです。)
実現目的というより、①海外へのアドバルーン、②検討を通した技術力向上や課題の把握が目的かと思います。
建築PJは巨大な投資事業なので、コストを回収していかないといけないですし、丸の内は収益もある分、工事期間中に営業できなくなる分の補償額も莫大になっちゃいます。
ちなみに、
今回の木造超高層ビル(2041):
・総工事費 6000億円
・延床面積 455,000㎡
・工事費坪単価 約440万円/坪
六本木ヒルズ(2003開業):
・総工事費 2700億円
・延床面積 724,524㎡
・工事費坪単価 約120万円/坪
横浜ランドマークタワー(1993開業):
・総工事費 2700億円
・延床面積 392,884㎡
・工事費坪単価 約230万円/坪
比較すると、工事費単価は六本木ヒルズの4倍弱となっており、超単純計算で利益もその倍率で高くないと厳しいです。木造だからといって、通常の4倍の賃料を払う方はなかなかいないでしょう。木造高層ビルでは、いかに安全性を担保しながらコストカットできるかと、いかに高い付加価値としてプロモーションできるかが課題です。
「最新研究の○○工法により」とか書いてあれば期待する気持ちが増す。
光触媒によるセルフクリーニングによる洗浄コストの低減、高い耐候性により、メンテナンスコストの大幅な削減が可能です。
アウターパネルへの採用だけでなく、様々な部品に貼り付けることにより、木造建築物の雰囲気を余すことなく再現します。」
みたいな素材をふんだんに使い、木材使用率ゼロの総木目調高層ビルを建てる、という話に変わったりして。