東京都の「選ばれし6路線」は実現するのか
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東京の鉄道が抱えている課題は、だいたい以下のようなものです。
① 輸送能力(混雑・遅延の改善)
② バリアフリー、外国人対応
③ 沿線市街の再生・活性化・観光価値創造
④ 経済拠点・空港へのアクセス向上
当たり前ですが公共インフラの鉄道は誰にとっても利益があるように作らなければなりませんが、これがまあ難しい。
東京の人口はこれから増えるのか、ビルの建設は進むのか、外国人は増えるのか、女性や高齢者の就業は進むのか、全部のシナリオを考えなければなりません。
空港に向かうサラリーマンも、都内に進学する学生も、沿線に住む住民も、外国人旅行者も、みんなが嬉しい鉄道を作るのは、これは相当頭を使います。
建設が決まればセメントが売れて私は儲かりますが、それで沿線住民がもし困るなら嫌だなあ。羽田空港アクセス線、悪くないと思うけど、羽田と成田の関係をどうするのかとセットで考えないと。日本の交通行政は、なぜか道路、鉄道、空港と縦割りになっていて、全体としてはおかしな方向へ行くことが多い。
今の羽田の発着枠だと、京急と東京モノレールだけで十分運べる。成田から羽田へ国際線を移さないなら、羽田に新線を建設しても供給過多になるだけ。