米カジノ大手:大阪を最有力候補地に「日本独自のIRも」
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IRのキモは、カジノでも、エンタメでも、グルメでも、快適なアコモデーションでもありません。高額な参加費に見合う、内容のある国際会議というコンテンツを創造できるかという一点にかかっているんです。この国際会議ビジネスというコンテンツ産業をしっかり立ち上げることが肝要です。そこも外資頼みということでは、日本経済としては利幅は取れませんよ。
カジノの招致というと誤解を生みそうですね。
現在進められているIR招致計画の中で、カジノの面積は3%以下。
目新しいコンテンツには違いありませんが、根幹の部分は「MICE」です。
これは国際会議場や展示会場を中心として、一つのリゾート都市を作ろうというコンセプトのものです。
決して大阪にラスベガスやマカオのようなものを作ろうというものではありません。
イメージ的に一番近いのはシンガポールのマリーナベイサンズでしょうか。
誘致予定の夢洲は、幻の大阪オリンピックの負の遺産で、オリンピック開催を目指し巨額の税金を突っ込んで人工島を作ったものの、肝心のオリンピック招致に失敗したという官業の愚行の象徴です。
IRが実現すれば大きな経済効果が望めるのは確かですが、現状夢洲は何もない場所で海底トンネル以外行く方法さえない場所で、その活用には多額のインフラ投資が必要です。
IRの実現には7000億以上の投資が必要との試算もあります。
カジノ大手各社が大阪を持ち上げつつも、日本主導でと言っているのは、金は日本が出せということに他なりません。
夢は夢として、かつての愚行を繰り返さないよう、現実のソロバンもキチンと弾いておく必要があります。