住友金属鉱山が見据える未来と、過去を繋ぐ『本業回帰』の原点
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注目のコメント
事業を行う上で欠かせない資源の確保。他の多くの企業と同じように住友金属鉱山も海外から資源確保をしているが、この取り組みは、単純に海外に鉱山を開くだけではないようです。
”安川:現在、当社は、北米・南米・豪州で主要な鉱山を運営し、フィリピンの2箇所で製錬拠点を操業しています。鉱山に隣接しているので僻地にあるのですが、事業を行うためには、街全体をつくる必要がある。工場を建設するだけではなく、まず道路を整備しインフラを整え、社宅を用意し、学校や病院もつくる。つまり、そこに働く人が暮らすためのあらゆる環境をつくって初めて人は集まり、事業を開始できるようになります。地域社会、地域住民から信用を得ながら事業を進めていくことが重要だと私たちは考えています。”
事業と地域が循環しあう構造こそ、持続性のある事業を作るために必要不可欠ですね。住友金属鉱山はトヨタや中電とHEV・EVのニッケル水素電池の再利用実証を始めてます。
https://newspicks.com/news/2799295
ニッケルも枯渇が懸念されているため、資源獲得とは違う手も打たなければならないのだろうが、精錬技術の転用ともいえる。
尚ニッケルは比較的多く存在しているとされていたことから、ステンレス鋼や50円玉や100円玉にも使われています。同社と品揃えや戦略が似通う他の国内非鉄製錬メーカーとの違いは、世界で最も信頼性の高いHPAL方式のニッケル精錬技術だろう。非鉄メジャーが失敗を重ねた技術を商業ベースに乗せたのは、紛れもなく同社の技術力と言えるし、新居浜のプラントを中心に地道に経験を重ねてきた賜物である。国内のニッケル業界のリーダーとして安定的に成長して欲しい。