トヨタが“車会社”ではなくなる日 - 片山 修
コメント
注目のコメント
車会社=自動車製造業の意味で使われているならその通りですが、
既に只の車会社ではないのは、明らかです。
このタイミングで、このような発言を、
一巨大企業のトップがするという事は、
それが、会社の利益に繋がるからです。
既に仕込みはされていて、競争優位を感じるからこそです。
単なる正直者の発言なんて有るはずがありません。
新興企業の方が、動きが速いのは分かった上で、
戦う準備が刻々と進んでいると読めます。
今後、どうなって行くのか楽しみです。CESのプレゼンやイーパレットの発表は、大英断とか危機感の表れとか書かれてますが、そんなもんじゃないでしょう。
一朝一夕でできるものではないですし、トヨタ的には既定路線かと思います。もちろんジャッジそのものは慎重にやられたのでしょうけど。
自動運転技術のオープン化は今後間違いなくコアになり、開発リソースも食い、かつコモディティ化が進む技術は、各社別々にやるよりオープンにした方が効率がいい。そういう戦略でしょう。
そんなに珍しい話ではないですよ。
アマゾンも様々な技術を持っており、自動運転もやりかねないプレイヤーですから、脅威になる前に抑えるべき。勘どころがよくお判りです。
「テスラ株をなんで手放したんだ!」なんて寝言言ってるような方々の世界観とは10万光年くらい離れてます。
それを東京モーターショーのようなグローバルで見向きされないローカルイベントに出さず、ましてクルマの祭典ですらないCESで発表。ティザー情報もナシ。
インパクトあるに決まってる。
普通こういうのは小さい会社がゲリラ的にやるもんですよ。
それをトヨタにやられちゃ敵わない。
賢いですよ、ホント。オープンイノベーションとか大インフラ企業との提携も重要なんですけど,生活に溶け込んだ必要不可欠なパーソナルモビリティをより強固なインフラとして再構築できるか(例えばシェアリングよりもエネルギー供給)が最も重要だと思います.