この連載について
55カ国、250都市以上で世界を席巻する配車サービスウーバー。本連載では14回連続でウーバーの躍進と課題についてリポートする。
この記事の著者 / 編集者
関連する企業
国内大手通信会社のソフトバンクを中心に、Yahoo!・LINEなどを展開するZホールディングスなどを子会社に持つ。持分法適用会社には中国ECサイト最大手のアリババなどがある。
業種
プライベート・エクイティ
時価総額
12.7 兆円
業績
シェア
新規登録またはログインすると
チャートを見ることができます
新規登録する
ログインはこちら
売上高・車両保有数で国内首位のタクシー事業者。全国展開を進めるタクシー事業のほか、不動産分譲事業、バス事業なども行う。経営効率化を図り、事業所の統廃合などにも取り組む。
業種
タクシー
時価総額
332 億円
業績
シェア
新規登録またはログインすると
チャートを見ることができます
新規登録する
ログインはこちら
この連載の記事一覧
【直撃】生まれ変わったUberを率いる、「エベレスト登頂男」の野望
127Picks
【匿名対談】バレたら「村八分」。Uberと組みたいタクシー会社の本音
410Picks
【スクープ】タクシー界の反撃。Uberに襲いかかる「刺客」の正体
570Picks
【完全解説】孫正義がバックについた、Uber「日本市場」への再挑戦
831Picks
【完全解説】正念場のウーバー。危機の全容と5つの課題
177Picks
配車アプリ体験記 in マレーシア。ウーバー vs. グラブ・タクシー
219Picks
スライドストーリーで見るウーバー今後の3つの論点
136Picks
スライドストーリーで振り返るウーバーの歩み
170Picks
【最終回】国交省が語る、配車アプリの”意外な”市場への効果
88Picks
【Vol.13】ソニーの生え抜きエリートがUberの社長になったワケ
106Picks
ちなみに私は、白タクによる営業は法律違反だから悪いと言ってるだけです。だからもし「解禁」になったら、まず一番にやりますよ(笑)。
ライドシェアができるということは、つまり「2種免許」を持たないでタクシーがやれることです。タクシー会社のコスト的には、そちらの方がいい訳ですよ。
----
この部分が全てですね。
2種免許などという形骸化しなんの意味も無い制度を拠り所にして、白タクという古い概念を持ち出し悪者にして安全性を議論するのは誰が見ても理屈が成り立たないのは明々白々です。上記の最大手タクシー会社の代表のお言葉はそれを端的に物語ります。
良質なドライバーやサービス、安全性で、世界にほこっていた日本のタクシー産業でしたが、Uberやdidiという新しい配車アプリの利便性やそのテクノロジーの台頭には、やや追いつけずにいたという印象でした。今後、こうした新しいタクシー会社と配車アプリのアライアンスによって、タクシーがもっと効率的に収益をあげられるとなれば、こうした流れは加速すると思われます。個人的にもっともインパクトがあるのは、価格を安くする設計だと思うのですが、その部分の実現はちょっと時間がかかるのかもしれません。
田中社長によれば、いずれは配車アプリの上にあらゆるタクシー会社のクルマが乗っかるようになると。車両のオペレーション、サービス開発、データ分析、最適なマッチング。タクシー2.0の時代、それぞれのレイヤーでどの企業が勝ち組になるかで、産業の風景も一変しそうです。
※日本のタクシーがいかに規制ガチガチ産業かも、案に感じ取れました。競争なき規制が前提となる未来にはなりませんように。
今までuberネタでは日本交通と全国タクシー川鍋プロの独壇場でしたが、福岡の第1交通田中社長が登場するというのは面白いですね。野心たっぷり。
これは疑問符です。中国のタクシーに比べればサービスは良いですが、DiDiのハイヤーに比べたら悪いです。消費者評価制度もありませんしね。
タクシー業界は日本では規制業種(過保護業種?)の為、会社数が異常に多く、価格もシンガポールや香港よりも遥かに高いです。また、需給に応じた価格変更も出来ないのでしょう。
このまま規制を変えていかないとしたら、東京オリンピックのときに複数の海外メディアによる日本のタクシー業界の異常さに関する報道が出ると思います。
いま記事読みましたが、タクシー業界の規制の多さ、謎の忖度の多さに驚きました。想像以上でした。川鍋社長はこんな業界で奮闘されていたんですね。他人事になってしまっていますが、消費者が利用しやすくなるよう頑張ってください!
(関西でも交通カード決済が使え、車も他より質が良く、ドライバーの対応も平均して他よりも良い日本交通さんのタクシーが他社と基本的には同じ値段なのもなんだかな、と思います。もっと自由競争にするか統廃合して経営効率化進めたほうが良いのではないでしょうか。)
第一交通さん。90代にしてまだご存命の「タクシー王」黒土始翁には「川鍋君、頑張ってるな。」「日本交通も上場を検討した方が良いよ、外部の目が厳しくも応援してくれる」など色々と深く薫陶を受けております。
その娘婿さんである田中社長は私より先にキャリア途中からタクシー業界に入り、大いなる違和感を感じながらも変革を主導する数少ない経営者の1人です。
EC、電子出版やシステムインテグレータ、メーカー系も同じでしたが、日本は危機感が薄いかそこはかとなく感じていても何もしていない企業が多いことに愕然とします。"黒船"外資の到来でようやく動く時には外資側ルールに服従せざるを得ないことが続いて来ましたが、ソフトバンクは黒船と日本企業の間に入って業界別にソフトランディングさせるプラットフォーマーとして動いていることは(したたかな狙いがあるとは言え)ある意味興味深いです。
規制緩和による参入増で思い出すのはトラック。結果として運賃も給与も下がった。一方で昨今の物流問題など、安すぎることで持続しなければ、インフラとして機能しない。
良い部分もあれば、悪い部分もあっただろう。
http://nkbp.jp/2GnTrBS
人口減は雇用問題という観点では日本のチャンス。活用して、リープフロッグ現象とできることを本当に願っている。
日本のタクシーの運転手さんのサービスレベルには文句は無いが、Uberのドライバーにも別段文句は無いわけですよ。慣れの問題でして。
勿論、アメリカでもイエローキャブの運転手がマナーの悪いUberドライバーに文句言ってるのを何回か聴きましたが、逆もまたあったでしょうしね。いまや、デトロイトやサンノゼなんかだと普通のタクシー見つける方が難しくなって来てしまった。
GrabやGojekも実際に訪問したこともありますが、圧倒的な資金力で優秀な人材を確保し続け、膨大なマーケティングコストを使って一気に市場を寡占、GrabやGojekのドライバーになることが格好良い、を通り越してドライバーにならないと生活できないというレベルまで数年で持ってきていて、既存のタクシービジネスとは全く別のゲームだと感じました。
ちなみに売上ベースで業界9位の大和自動車交通さんの時価総額は80億円くらいなので、規制などで各国に比べて外資勢の進出が遅れている日本発で、今の資金調達環境の良さを活かし大型調達をして、タクシー会社を買収しまくるベンチャーが出てきたら面白いかもしれません。(笑)
北京でほぼ毎日、ディーディーの専用車(タクシーではなく自分の車で営業)を利用していますが、時間通り来るし、態度もよいし、サービスは申し分ありません。
そもそもディーディーの配車アプリが使いやすいとか、電子決済なので便利だとか、タクシー本体以外の部分が便利なのですが、それでも総合的に印象がよいです。
事故やトラブルへの対処や、競争が激しくなり収入低下になるタクシーが増えるとか、そうしたリスクに関する考え方が日本は極めて保守的だなと改めて思いました。
「日本の法律はこうだから」という論理は、裏を返せば中国が「ネット検閲は中国の法律だから」というような論理に反論できなくなります。