ホテルはいま、「ラブ」ではなく「レジャー」の時代
コメント
注目のコメント
いわゆるラブホテルの歴史をみてみると、90年代後半から衰退の一途を辿っている様子。
少子高齢化を筆頭に、草食男子の流行、恋人のいない若者の増加。
また子どもが恋人を家に招くことに寛容な家庭が増えたり、はたまたカラオケや漫画喫茶などでも“行為”ができる場所と考えられてしまうこともあるなど…。
様々な背景があるようです。
(不倫での利用需要はありそうな気はするんですけどね笑。)
ちなみに、ラブホテルの起源は江戸時代だと言われているそう。
茶屋の奥に布団が敷かれた部屋が用意されていた“出会茶屋”や、遊覧船“川舟”と呼ばれるものが始まりだったのだとか。
明治時代には鉄道が開通して、新橋駅の周りにどんどん“待合茶屋”というのが作られていったようです。
第二次世界大戦前にはダブルベッドが置かれた“円宿”が流行り。
終戦後は本来は労働者のための宿泊所だった場所が“連れ込み宿”へ。
1961年には、いわゆる“連れ込み宿”は都内だけで2700件もあったそう。
流行にのって、住宅を改装する人もいたそうです。
今でいう、ラブホテルの雰囲気が出始めたのが、『高度経済成長期』。
人に会いにくい郊外や地方に次々と安価なホテル(モーテルと呼ばれていた)が建ち始めていきます。
外国文化に感化され、流行になったというのもあった模様。
そして、1970年代には、“ラブホテル”と“モーテル”の二極化となったそうです。
ラブホテル→徒歩で入るホテル
モーテル→車で入るホテル
その後は風営法の規制が入るなどしながら、
ブティックホテル、カップルズホテル、ファッションホテルなど、いかがわしいイメージを払拭するために様々な呼称がつくようになりました。
そして、今や“レジャーホテル”へと。
ホテル業界も時代の変化とニーズに応じながら、
形態を変えていっているのが歴史をみると、よくわかります。
↓東洋経済も取材しているようです↓
http://toyokeizai.net/articles/-/147709以前も書きましたが、ラブホ事業は1日何回転もするので施設にかけられる設備投資はシティホテルと比べると圧倒的に高いので、利用料あたりの設備投資(≒充実度)でお得度を測るとラブホは圧倒的です。
需要サイドでは、相手がプロという組み合わせが多いこともあり、やはり景気の影響を受けること、若者が減っていくことなどから需要開拓は引き続き課題
訪日客の「日本体験」として、結構ポテンシャルはありそうだとは思うのですが、、実家暮らしが長かったので、渋谷・池袋・歌舞伎町のラブホテルはよく利用させてもらっていました。どんどん新しいホテルが出現し、サービスレベルも進化し続けた200x年代、201x年代に入るとどんどん料金が高騰していったイメージがあります。
手軽に楽しめる非日常というのは良いと思いますので、今後も成長に期待できる領域ではないでしょうか。