この連載について
NewsPicks編集部のオリジナルニュース連載。いま知りたい注目ニュースを、わかりやすい解説や当事者インタビューなどでお届けする。
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IT、エネルギー、インフラ、モビリティ用の部品やシステム、医療機器、家電などを幅広く展開。各種産業のDX・スマート化を行うLumada事業を中心に、グローバル成長に向けた取り組みを推進。
業種
システムインテグレーター , 重電(電力設備) / 重電(原子力発電) / ファクトリーオートメーション / エレベーター・エスカレーター / 家事・台所用家電製品 / 汎用コンピューター / 鉄道車両 / 医療用電子機器
時価総額
12.8 兆円
業績
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日本の従来の産業界が抱える困難な問題について聴くと、すかさず中西さんが「面白いんだ」と何度も断言されたのが印象的でした。やはり、改革を断行するには、やはり年齢は副次的な要素で、押し寄せるデジタル変革を楽しみ、情熱を注げるかが大きいのだな、と改めて痛感しました(もちろん歳を経るごとに楽しめない人の比率は高いのでしょうが)。
何よりも、大企業の集合体である経団連のトップに就かれる人が、その現状を冷静かつ現実的に鋭く斬っているのが、これまでではあり得なかったことではないでしょうか。
そういう意味では、2018年に入り、「ポスト平成」や「東京五輪後」が語られることが多くなってきましたが、このタイミングで、中西さんがこのポジションに就くのは、必然だったのかもしれません。
各社の思惑が渦巻く「伏魔殿」とも言われる経団連だけに、一筋縄でいかないことも多いでしょうが、何か大きな変革が起きそうな気配です。後は、中西さん(東電の川村さんもそうですが…)に頼り切るのではなく、産業界にも、次世代のリーダーも育ってくることが、何より重要なのでしょう。
経営者は、誰もが理解できるビジョンを、わかりやすくロジカルに説明できなければいけません。そしてそのビジョンには、夢があることが求められます。なぜなら、夢は人間の成長や社会の発展の内的な原動力になるからです。
現実を受け入れつつも、過度に悲観的にもならず、今やれることやるべきことをベースに日本が発展すべき方向性を明確に述べられています。印象的だったのは、「大企業」と「中小企業」ではなく、「伸びる企業」と「そうでない企業」という発言です。大企業だからいいわけでもなく、中小企業だから悪いわけでもなく、伸びる企業を増やすための我々の意識改革が日々求められているのだと思います。
『日本は産業分野のデータを、メジャー(測定)して、蓄積して、しかもそれをあらゆる場面で活用する、というその3点に関して言えば、決して遅れていない。』
デジタルエンタープライズを推進していると、感じます。皆それぞれ高度なノウハウを持っているが、全体を統合して活用していくコンセプトに欠ける。要は「何をしたいか」が解っていない。ある意味強い現場主義の弊害ですが。
日本のIoTに必要なのは、大きなビジョンを描くことができる人でしょう。
『「今、電力システム改革をスケジュール通りにやっていますが、あれは完全に破綻してますよ」ということです。』
その通りなのですが、日本の経済団体の政府答申を見ると、結局役所の方針から離れていない。
これを変えてくださることを期待します。
経団連、経済同友会、
若返りが大きなテーマです。
年齢ではなくても良いので、最低、精神と頭の若返りは必要。
経団連会長に就任してからは、皆さん去勢されるけど、中西さんには頑張って欲しい。
1989年にベルリンの壁が崩れて経済のグローバル化が急速に進む中、諸国は、規制の緩和撤廃、流動的な雇用市場の形成、自国の成長産業に視点を置いたFTA網の構築、法人税の引き下げといった、グローバル化に備える構造改革競争に明け暮れました。そういった中、我が国は既存業界の大企業と監督官庁の壁に阻まれて改革が遅れ、かつては世界トップクラスと言われたビジネス環境の競争力が、世界34位と世界銀行に言われるまでに落ちました(2007年11位、2012年20位、2017年34位)。
『デジタルの世界が、社会基盤になるような強烈な勢いで進み、産業の垣根はなくなり、産業の構造も変わっていくーー。そこに対する危機感がもともと強くありますから』とのことですが、第4次産業革命といわれる変化が急速に進む中、ここでも同じ立ち遅れが起きたら大変です。
『「大企業」と「中小企業」という分類もおかしいんですよ。「伸びる企業」と「そうでない企業」というふうに考えた方がいい』・・・仰せの通りだと思います。経団連はともかく、我が国の○○工業会といった業界団体は、往々にして役員会社・幹事会社が固定して、振興企業が入る余地はありません。既存企業(各業界の大企業)がタッグを組んで担当当局と共に補助金や規制の枠組みをつくり、うっかりすると、新興企業のイノベーションを潰すかのような行動に出ることもあるようです。伸びる企業が自由な発想で活動できる枠組みが我が組にできるよう、大いに頑張って頂きたいと念じます。 (^.^)/~~~フレ!
これからの経団連、個人的には本インタビューを読んでとても期待したくなった。
規模がメリットを生む産業はどんどん少なくなっている感覚。着想とスピード感に注目しないといけないし、そういう環境で得られる経験にこそ価値があります。
〝別にサイズが問題じゃなくて、例えば、「大企業」と「中小企業」という分類もおかしいんですよ。「伸びる企業」と「そうでない企業」というふうに考えた方がいい、と思うんです。〟
大企業がどう、とかって企業のサイズでは無く何をしているか?に焦点を当てている点がその通り!と感じました。
そして以下についても「正に」な内容。
プロダクトはもとより、どこの誰のニーズに沿っているか?がポイントです。
そこでバリューになるのは、「お客さんと一緒に作る」ということなんです。一緒に作れないとダメ。