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「難しいですね」「いや、面白いんです」

日本の従来の産業界が抱える困難な問題について聴くと、すかさず中西さんが「面白いんだ」と何度も断言されたのが印象的でした。やはり、改革を断行するには、やはり年齢は副次的な要素で、押し寄せるデジタル変革を楽しみ、情熱を注げるかが大きいのだな、と改めて痛感しました(もちろん歳を経るごとに楽しめない人の比率は高いのでしょうが)。

何よりも、大企業の集合体である経団連のトップに就かれる人が、その現状を冷静かつ現実的に鋭く斬っているのが、これまでではあり得なかったことではないでしょうか。

そういう意味では、2018年に入り、「ポスト平成」や「東京五輪後」が語られることが多くなってきましたが、このタイミングで、中西さんがこのポジションに就くのは、必然だったのかもしれません。

各社の思惑が渦巻く「伏魔殿」とも言われる経団連だけに、一筋縄でいかないことも多いでしょうが、何か大きな変革が起きそうな気配です。後は、中西さん(東電の川村さんもそうですが…)に頼り切るのではなく、産業界にも、次世代のリーダーも育ってくることが、何より重要なのでしょう。
本音で率直に語ってられる姿が印象的です。長いインタビューだが、読む価値はある。

『日本は産業分野のデータを、メジャー(測定)して、蓄積して、しかもそれをあらゆる場面で活用する、というその3点に関して言えば、決して遅れていない。』
デジタルエンタープライズを推進していると、感じます。皆それぞれ高度なノウハウを持っているが、全体を統合して活用していくコンセプトに欠ける。要は「何をしたいか」が解っていない。ある意味強い現場主義の弊害ですが。
日本のIoTに必要なのは、大きなビジョンを描くことができる人でしょう。

『「今、電力システム改革をスケジュール通りにやっていますが、あれは完全に破綻してますよ」ということです。』
その通りなのですが、日本の経済団体の政府答申を見ると、結局役所の方針から離れていない。
これを変えてくださることを期待します。

経団連、経済同友会、
若返りが大きなテーマです。
年齢ではなくても良いので、最低、精神と頭の若返りは必要。
経団連会長に就任してからは、皆さん去勢されるけど、中西さんには頑張って欲しい。
新卒一括採用、いつから解禁なんてバカらしいと笑い飛ばす部分が特に爽快。経団連の長がこうした新しい意識をお持ちだと、日本型雇用の最後の牙城、新卒一括採用も変わってゆくかもしれません。
経済界トップの、ここまで率直な話言葉を聞けるメディアは珍しい気がします。個人的には原発に関する「国策だし、技術保持もあるし、推進派だけど、安全コスト考えると商売にならないよね。だったら送電自由化して、再エネを推進したほうがよくね(超訳)」は参考になりました。原発行政を支える企業のトップであり、工学のプロフェッショナルの発言だけに説得力があります。
ご出身母体の日立製作所さんと三菱東京UFJ銀行さんが組んで、2016年にシンガポールでブロックチェーンによる電子小切手決済の実証実験をなさったと聞き及びます。規制の壁があって、我が国では実験できなかったからでしょう、多分。
1989年にベルリンの壁が崩れて経済のグローバル化が急速に進む中、諸国は、規制の緩和撤廃、流動的な雇用市場の形成、自国の成長産業に視点を置いたFTA網の構築、法人税の引き下げといった、グローバル化に備える構造改革競争に明け暮れました。そういった中、我が国は既存業界の大企業と監督官庁の壁に阻まれて改革が遅れ、かつては世界トップクラスと言われたビジネス環境の競争力が、世界34位と世界銀行に言われるまでに落ちました(2007年11位、2012年20位、2017年34位)。
『デジタルの世界が、社会基盤になるような強烈な勢いで進み、産業の垣根はなくなり、産業の構造も変わっていくーー。そこに対する危機感がもともと強くありますから』とのことですが、第4次産業革命といわれる変化が急速に進む中、ここでも同じ立ち遅れが起きたら大変です。
『「大企業」と「中小企業」という分類もおかしいんですよ。「伸びる企業」と「そうでない企業」というふうに考えた方がいい』・・・仰せの通りだと思います。経団連はともかく、我が国の○○工業会といった業界団体は、往々にして役員会社・幹事会社が固定して、振興企業が入る余地はありません。既存企業(各業界の大企業)がタッグを組んで担当当局と共に補助金や規制の枠組みをつくり、うっかりすると、新興企業のイノベーションを潰すかのような行動に出ることもあるようです。伸びる企業が自由な発想で活動できる枠組みが我が組にできるよう、大いに頑張って頂きたいと念じます。 (^.^)/~~~フレ!
「僕は、原子力については、推進論者ですけど、今の現実を眺めるとダメですよね。
これを言うと、批判も大きくなりますが、やはり今の安全対策は莫大なコストがかかっていますので、コマーシャル(商業)ベースで成り立ちません」

見出しはここから取らないと。
就職活動の企業選びにそのまま転用できる視点ですね。
規模がメリットを生む産業はどんどん少なくなっている感覚。着想とスピード感に注目しないといけないし、そういう環境で得られる経験にこそ価値があります。

〝別にサイズが問題じゃなくて、例えば、「大企業」と「中小企業」という分類もおかしいんですよ。「伸びる企業」と「そうでない企業」というふうに考えた方がいい、と思うんです。〟
立派だと思います。感銘を受けました。ただ、改革を前に進める上で、財界総理という立場で行かれるのがいいのか、現場で圧倒的な成功事例として突っ走っていただくのが良いかは、よく分かりません。
幅広い論点、そしていずれの論点についても忌憚なく現実を直視されている印象。楽観もせず悲観もせずのバランスがとても良いと感じた。
これからの経団連、個人的には本インタビューを読んでとても期待したくなった。
「いや、面白いんです」の言葉がハイライトですね。仕事ができる人たちは「難しい」という言葉は極力使わない、「面白い」のようなポジティブな言葉からでなければ、問題解決は成されないから。
この連載について
今、知りたい注目のニュースの真相から全体像まで、やさしく徹底解説。プロピッカーや有識者による対談、オピニオン寄稿、直撃インタビューなどでお届けする、NewsPicks編集部のオリジナルニュース連載。
株式会社ニューズピックスは、ソーシャル経済ニュース「NewsPicks」を提供する会社。2015年4月に、株式会社ユーザベースより分社化。 ウィキペディア
株式会社日立製作所(ひたちせいさくしょ、英語: Hitachi, Ltd.)は、日本の電機メーカーであり、日立グループの中核企業。国内最大の電気機器メーカー。日経平均株価及びTOPIX Core30の構成銘柄の一つ。 ウィキペディア
時価総額
3.48 兆円

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