米インフラ計画で詰めの協議、トランプ氏が一般教書演説で披露も
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ガソリン税はコーン補佐官が観測気球をあげたことがあります。ずいぶん昔なので、どこに気球が飛んで行ったのか見失っていましたが、本当に提案されるのでしょうか。共和党議会が選挙の年に増税を通すとなると、かなり珍しい展開になりますが、そう簡単ではない気がしますね。
民間資金も合わせて1兆ドルを橋、高速道路、水道などに振り向ける計画を立てているとのこと。興味深いのは「全米商工会議所はインフラ計画実現のために連邦ガソリン税の25%増税も受け入れるとの考えを示した」という点。これがどの程度想定されていたのか不勉強でわかりませんが、いわゆるエコカーシフトを促すかもしれませんので、アンテナを張って置こうと思います。
インフラ整備計画については、ほとんど民間資金でやるとか、かなり思いつきベースで発言してきましたから、まともな政策として発表するには苦労しそうです。もっと言えば、この政策は共和党より民主党の方が親和性があるわけで、上手くやればホワイトハウスの権威を維持できるかもしれませんが、失敗すればダメージになります。
移民と財政という2大テーマを軸に、現在トランプ政権は議会の両党にケンカを売っていますが、更にインフラ整備の話が重なって論点は複雑化しています。ケリー首席補佐官に疲労の色が見える中、全体的な統治能力が問われる局面になってきた感じもありますね。