• 特集
  • 番組
  • トピックス
  • 学び
プレミアムを無料で体験

「毎年の新卒採用」は本当に必要か

79
Picks
このまま本文を読む
本文を読む

コメント


のアイコン

選択しているユーザー

  • 株式会社経営人事パートナーズ 代表取締役 人事戦略デザイナー

    私の仕事は、『経営人事コンサルタント』ですが、この問いに対する答えは、『はい、もちろん必要』です。

    新卒採用を長期間手控えた企業に、どのような変化が起こるのか見てきた者として、自信をもって採用すべきと答えたいです。

    新卒採用抑制を継続すると、何が起きるでしょうか?

    ①人件費単価が上昇する・・・新卒を抑制しても人件費削減効果は微少です。もともと給与レベルが低いからです。一方で、従業員平均年齢は確実に毎年1歳アップします。これがボディーブローのように人件費固定費を圧迫します。

    ②将来の管理職候補層が薄くなる・・・例えば10年間新卒を抑制すると、2つの点で悪いことが起きます。最後の新卒層が33~35歳になったとき、彼らは部下をマネジメントした経験を持っていないことになります。管理職としての経験をしていないので、適任者がいなくなります。さらに、そもそもその後10年人がいませんから、合計20年管理職レベルが大幅に低下します。

    ③ノウハウの伝承が途切れる・・・なんだかんだと言って企業の屋台骨を支えている50歳台のメンバーから、後世に引き継ぐノウハウが途切れます。突発的に起きる緊急事態への対応力が大幅に低下します。

    ④職場全体が保守化する・・・この動きの激しい時代に、若い世代の視点が不足するということは、企業に目に見えないダメージを与えます。事なかれ主義が蔓延し、まだ見ぬニーズを具体化する柔軟な発想は失われる可能性が高いでしょう。

    唯一同意できる点は、他社横ならび的に採用数を決めることは止めた方が良いというところです。

    事業継続に必要な所要工数と、現在保有している稼働工数のバランスを、精度よくタイミング良くモニターしなければ、論理的な新卒採用数は決定できません。

    このようなアプローチをとっている会社への警鐘としては有益な提案だと思いますが、実行は避けた方が良いでしょう。

    ある意味タバコに似ているかもしれません。ゆっくりかつ確実に、組織に悪影響を与えるはずです。

    本人は、それに気が付かない点も似ているかもしれません。


注目のコメント

  • 事業構想大学院大学 特任教授

    アジャイルでないビジネスプロセス一番が定期採用かな『重要なのは「業界の採用状況を見ること」ではなく、「自社の業務総量を見据えた人材採用に転換させること」です。』


アプリをダウンロード

NewsPicks について

SNSアカウント


関連サービス


法人・団体向けサービス


その他


© Uzabase, Inc

マイニュースに代わり
フォローを今後利用しますか