ユニクロ、スウェーデン進出=今秋、H&Mの牙城に
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ストックホルムの目貫き通りだけでH&Mは4つあるみたいですからね。
https://goo.gl/maps/ahXFDoLm35xちょうど今ストックホルムにいるのですが、市内いたるところH&Mだらけ!
人口27000人の小さな田舎町にもありました。
H&Mとユニクロを比べると価格はいい勝負。品質で言うと、エアリズムやヒートテック等の機能性商品がある点で若干ユニクロに軍配かなという印象。
特にヒートテックなんかは北国スウェーデンとの相性もいいので、そこを切り口にマーケティングすれば牙城を崩せるかもです。
余談ですが、防寒着の下からヒートテック5枚+エクストラファインメリノニット+ユニクロライトダウンを着てマイナス30度を乗り切りました。汗でた。恐るべしヒートテック!IKEAやSpotifyもスウェーデン発祥企業ですね。スウェーデンの産業政策は独特の価値観をもとに成り立っていて、個人的に興味ありです。
スウェーデンはなぜ強いのかという本を読むと、スウェーデンを代表する企業であるイケアやH&Mがなぜ競争力をもっているのかについて書かれています。
そのポイントが、セグメンテーションという考え方を捨てて、全ての人を顧客とし、顧客の個性の違いを尊重するという考え方。
"すべての国民を顧客にするということは 、すべての国民が購入可能な低価格の商品をつくるということだ 。顧客の個性の違いを尊重するということは 、商品の多様化をはかるということである 。低価格のみを追求すれば 、商品は画一的になる 。商品の多様性のみを追求すれば 、商品は高価格になる 。低価格と多様性のバランスをはかりながら 、すべての国民を顧客にしていく 。それがスウェーデン企業の戦略である 。"
上記の価値観とユニクロの価値観はマッチしているようにも感じる。
ただ、スウェーデンはマーケットとしては小さいので、グローバル売上にインパクトは薄そうです。