退職理由の8割は「半径10m以内の人間関係」にあり
2018/2/21
3年勤めたら退職金100万円
2000年には人事担当の役員になり、全社の人事部門には2004年まで在籍しました。その間に矢継ぎ早に人事制度の改革が進みました。
例えば、2000年に導入した「キャリア・ビュー」という制度。1年契約で最長3年までリクルートの従業員として仕事をしてもらい、3年勤めたら100万円の退職金を支払うというものです。
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身も蓋もないですが、産業医としてみていても、「会社の方針と合わない」より「上司の方針と合わない」の方が、メンタル不調発症の退職理由としては圧倒的に多いと感じます。
後、産業医になって意外だったことは、大人でも誰が近くにいるか、つまり「座席の位置」は結構ストレスレベルに影響していること。
いかに「半径10mの環境」が人間にとって大事か。そんなことを実感します。
【第12話】リクルートの人事担当役員になった村井満さんは、「3年勤めたら退職金100万円」を支払う制度など、自立した優秀な人材を採用するための人事制度改革をします。
「10年以上に及ぶ人事畑での仕事から、私が学び、後々にも役立ったことがあります。それは『半径10m以内の人間関係』の重要性です」。納得する人も多いのではないでしょうか。
組織における課題は紐解いていけば人に起因する。当たり前と言えば当たり前かもしれませんが、ここをとても大切にしています。人にはそれぞれの背景があり、それは刻々と変化していきます。そこにいる人が互いの違いに目を向け合えるようになるだけで、ちょっとだけ組織は前を向ける。そう思っています。
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