雇用を保証するのではなく、雇用される能力を保証する
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ご長男の話はショッキングでした…がそこから、このタイトルにあるコンセプトへと。経済学者のミルトンフリードマンと非常に近い理念ですし、自分を守るのは国(もちろん時には必要)や労働組合でもなく、結局は能力のみかも。
http://saimasumi.hatenablog.com/entry/2018/02/11/224534村井さんの講演でこのお子さんの話を直接聞いた時、胸がきゅっと締め付けられました。。そこから今につながる生き方の姿勢的なお話も、先日金メダルを取った小平選手の過去インタビューにつながるものを感じたので、下記に記載しておきます。
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「私『小平奈緒』っていう生き方をしていきたいなと思っているので、『永遠に生きるかのように学べ、明日死ぬかのように生きろ』っていう(ガンジーの)言葉があるんですけど、そういう言葉のようなシーズンを送れたらいいかなと」(2017年4月会見)
https://www.j-cast.com/2018/02/19321575.html
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改めて、生かされていることを、今を大切に、今の目の前にいてくれる人を大切にしたいなと思います。人は色々な経験を経て一人前になると言いますが、今見ると生来のバランスの取れた経営者に見える村井さんも、様々な試練を経てきているのですね…。
また、人財輩出企業であるリクルートのルーツが、下記の「リクルートらしい人事のあり方」で、更によく理解できました。
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そうやってリクルートらしい人事のあり方を来る日も来る日も議論していった末に、いくつかのキーセンテンスが浮き彫りになってきました。
「リクルートは雇用を保証するのではなく、雇用される能力を保証したい」
こうしたコンセプトにまとめ上げました。
本当に優しい会社というのは、従業員をクビにしない会社ではない。
会社というのは、リクルートのようにいつ、何どき潰れるか分からない。
そんなとき、どこでも生きていける能力を従業員に与える会社が本当に優しい会社なんだ。雇用を保証するのではなく、雇用される能力、つまり「エンプロイアビリティ(employability)」を保証する会社でありたい、と表現しました。
要はリクルートで能力をつけた人がどんどん外で活躍することを、むしろ奨励していこうとしたのです。
リクルートに残ることがゴールではない。目の前にチャンスがあったらどんどん出ていけ。そのためにお金が必要だったら30代でも退職支援金を出す──。
当時の世の中ではやや非常識だと思われるかもしれないけれど、「どこでも働いていく力を従業員が身につけることが、結果的にはリクルートという会社の価値になる」。