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"「本人が満足してしまって、節制をしなくなった」と悔いている。"
高校野球の指導はこんなにも難しいのか、と思わされます。私たちは後の歴史から振り返るので、色々と言えますが、プロで大成するしない、成功失敗、というのは18歳段階では見極めることはほとんど不可能に近い。
その時点で、高校生は「監督、行かせてください。僕の腕なんかどうなってもいいんです。大事なのは今なんです」と言われた時に、将来のために温存させる事ができるでしょうか。骨折している、肩を痛めている、ならともかくです。その子の将来のために、投げさせるべきじゃないんでしょうか。野球だけの人生ではないですから本当に難しい。
松坂大輔投手を育てた小倉清一郎さんへの取材は緊張感のあるものでした。指導者の評価について、結果以外の尺度を作っていく必要があると小倉さんと話して改めて感じました。100回大会を迎える今年、様々な角度から甲子園を見直すにはいい機会。これを野球界は生かさない手はない。
あの夏、松坂大輔選手を怪物だと思った人は多かったのではないでしょうか。
僕もその一人です。

甲子園の怪物なのか、
野球界にとっての怪物なのか。

小倉さんから「未完成のままで…」という言葉を聞いた時は、衝撃を受けました。同時に共感しました。高校生で完成させようと思わなくていいんです。

でも、そう思わせてくれる環境が、ないというのが現実です。。

記事には書かなかったのですが、準々決勝戦でのPL学園戦で250球の熱投のあと、小倉さんも監督さんも「翌日、松坂は投げさせないと決めた」とのことでした。しかし、翌日、1イニング投げました。松坂の将来を考えれば投げさせるべきではない。でも、勝つためには投げてもらわないといけない。そして、松坂はそれを乗り越えられてしまう選手だった。

高校野球のなかの評価が「甲子園出場」や「甲子園で勝つこと」になってしまっていることが問題なのだと思います。

野球界に関わる人たちの意識を変えるためには、野球界の仕組みを変えないといけないのでは、と思います。
「あなたの人生は失敗です」。そんなことを他人から言われたら筆者はどう思うんでしょうね?
八田さんのコメントで思い出したが、前、Numberで2人の怪物投手の対談があった。桑田真澄は高校球児の肩に保護を掛けるべきという意見に対し、江川卓は、彼らのほとんどはこれが最後の大舞台だから気持ちはわかるという立場で、へぇーと思った記憶がある。
早熟言うけど、十分活躍してるかと。
そんなこと言ったら安楽とか大野倫とか、甲子園で活躍しながら怪我で期待ほどの活躍できなかった選手は少なくない。
失敗だとしても失敗だと言ったらダメなのではないだろうか。
人生の成功は人が決めることじゃない。
与えすぎて奪わぬように
この連載について
2018年、遂に100回大会を迎える夏の甲子園。時代の変化とともに“変わりつつある姿“と、旧態依然の両方に目を向けながら、未来の高校野球のあるべき姿を考えていく。