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DeNA、「AIで創薬」事業参入

産経ニュース
ディー・エヌ・エー(DeNA)は10日、人工知能(AI)を活用した創薬事業に参入すると発表した。同社のヘルスケア事業の一環で、旭化成ファーマと塩野義製薬と組み、AI創薬の技術的な実現可能性を今月から10月まで共同研究した上で検証する。
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いつも「AI」というバズワードばかりが先行することに警鐘を鳴らしている僕ですが、これは非常に有望な応用だと思う。あえてAIという語を使わずに解説します。

機械学習の飛躍的進展により、アルゴリズムが人間の「勘」を真似できるようになった。新薬や新材料の開発は、それこそ無限にある化合物の組み合わせを試す必要がある。ある程度は理論で絞れる。その先は偶然と研究者の「勘」に頼るところが大きい。

でも、熟練した研究者の勘とは超能力ではない。経験を通して身につけた、数式や言葉としては明示的にあらわらせないなんらかの指針です。(ヒューリスティックスといいます。)そのヒューリスティックスを学習し、それに基づいて次に試す化合物の組み合わせを決めれば、人間の勘のようなものを真似できます。

それと、こんな記事があると決まってシンギュラリティだとか研究者がいらなくなるという馬鹿馬鹿しいことを言い出す人がいそうなので先に言っておきます。そのようなことは少なくとも向こう数十年では起きないでしょう。ただし、研究者の役割は、自分の勘を使って試験管を振ることから、創薬アルゴリズムを設計することに変化していくでしょう。

【追記】そういや、功をひけらかすわけじゃないが、正月にこんなコメントをしました。ある意味、「2018年の予想」が早速的中(笑)
https://newspicks.com/news/2725915?ref=user_198783
化学の複雑なところは、化合物の持つ置換基の違いはもちろん、同じ組成を持つものでも、その異性体が存在すれば、性質が著しく変化することにあります(cis transやD体 L体など)。

また、周囲の環境によって(極性や周りに存在する他の化合物など)その化合物の構造や効果が変化するものも存在します。(今回はおそらくここら辺に注力)

さらにそれらの合成方法は、求める組成と構造を有する化合物によって全く異なる事もありますし、純度や収率も重要になります。

これら全てを考慮し「欲しい性質を入力すれば、最適な化合物が得られる」ような自動化が行われるのは、(特に非連続的な大発見に関しては)、まだまだ先なのかなと思われます。

一方で、論文を読み込ませ、既存の反応を用いて、合成経路を探索する事は既にReaxysなどで可能ですから、最初はその延長になるのではないかと予想されます。

つまり、過去の論文と実験データに基づき、化学種の性質と合成経路探索を組み合わせるというのが、プロトタイプとして考えられます。
論文も再現性のないものがある事は問題になりますが。笑
AI技術者を抱えるテック企業が、既存産業のAI活用の際の支援役となる動きは、色々な産業で進んでいくんでしょうね。オールドエコノミーがイケてるAI技術者を自ら抱えていくのはかなりハードルが高いので、トヨタとかリクルートとかのように、その分野の研究に巨額投資をして別働隊で動かす意思表示をできる会社に限られていくように思います。そうすると、テック企業側は如何に優秀な技術者を引き付けるような、技術者の人材レベル、環境、テーマを持ち続けられるかの競争になっていくのでしょうね
本件に限って言えば、「製薬会社へのAI支援」ではなく「創薬へ参入」と書いていますのである程度事業リスクとそのリターンも取る枠組みなんでしょうかね。詳細はこれからなのかもですが、契約形態が気になります
4年前からMYCODEでヘルスケア事業を手がけているDeNA、今度は創薬へ。8兆円の巨大な国内市場に製薬会社と連携して参入。ゲームで任天堂、出版で小学館と組む展開と並び、DeNAの戦略性は刺激的です。
過去文献・特許からの候補の絞りこみ、high throuput screening データから次の組み合わせをサジェスト、特定された化合物の生成反応プロセスを既存の反応から類推、なんてのもありですねぇ

まあ、methodology としての研究はかなり進んでいる分野なので、試してみる事はイロイロあるでしょうねぇ ただ、お金と時間がホントにかかるのは、臨床試験と認可プロセスだと思いますねぇ
多くの人が「こんなことに使える」と期待してきた分野かと思います。成功を願います。
AIで創薬候補物質をスクリーニングするバイオスタートアップはすでに何社もあるけどね…
程度の差はあれ創薬のAIによる効率化(期待するのは革命だけどまだ効率化が現実的なレベルかなと)自体は、グローバルMNCの製薬会社ならほぼ取り掛かっていて、DeNAだから話題になってるのかなーと思ったり。ちなみに本件、塩野義、旭化成ファーマからはリリース出ておらずDeNAからのみ。
ただこの方向性は間違いないですよね、楽しみ!低分子化合物ではなく、バイオとかその先も期待!
DeNAの新たな取り組み。AIの力で安全な薬を出来るだけ早く安く作ることができるようになれば社会的貢献度はとても大きいですね。期待したいです。
塩野義製薬株式会社(しおのぎせいやく、英語: SHIONOGI & CO., LTD.)は、大阪府大阪市中央区道修町に本社を置く、日本国内の大手製薬会社企業であり、処方箋医薬品と医薬品を主とする製薬企業である。公式の社名略称として「シオノギ製薬」あるいは「シオノギ」も用いられている。 ウィキペディア
時価総額
1.88 兆円

業績

旭化成株式会社(あさひかせい)は、化学、繊維、住宅、建材、エレクトロニクス、医薬品、医療等の事業を行う日本の会社である。東京都千代田区神田神保町に本社を置く。戦前は日窒コンツェルンの一部だったが日本の敗戦にともなう財閥解体により資本関係が絶たれ、1946年4月に日窒化学が旭化成工業(株)と改名して独立企業体として誕生した。 ウィキペディア
時価総額
1.22 兆円

業績

株式会社ディー・エヌ・エー(英語: DeNA Co., Ltd.、以下DeNA)は、東京都渋谷区に本社を置く日本のインターネット関連企業。モバイルゲーム開発・配信を主業としつつ、SNS運営や電子商取引サービスなどを行う。また、傘下にプロ野球の横浜DeNAベイスターズ、プロバスケットボールの川崎ブレイブサンダースを保有する。 ウィキペディア
時価総額
2,352 億円

業績