(Bloomberg) -- 無料通話・無料メールアプリ大手のLINEは、ビットコインなどの仮想通貨を自社の電子マネーに組み込むことなどにより、LINEを通じた決済や支払いを可能にするようなサービスの導入を検討している。複数の関係者が明らかにした。

関係者によると、LINEは国内外の仮想通貨取引業者と、具体的な連携の方法などについて協議している。

LINEは既に加盟店で買い物したり、LINE上でつながっている友だちへの送金や割り勘機能を持つサービス「LINE Pay(ラインペイ)」などを展開している。LINEサービスの中に仮想通貨を組み込むことでよりLINEの利便性を高め、使用頻度を上げる狙いがある。

LINEが仮想通貨取引所アップビットと連携し日本市場で事業参入するとの観測が浮上したのを受け、9日の同社の株価は一時、13%高の5450円と2016年7月以来の上場来高値を付けていた。10日の取引では前日比で2%前後安く推移している。

(株価動向を追加します.)

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