トヨタ・マツダの米国新工場建設地、アラバマ州に決定－関係者 (1)

(Bloomberg) -- トヨタ自動車とマツダが16億ドル（約1800億円）を投じて共同で建設する米国新工場の建設予定地を巡る争いで、アラバマ州がノースカロライナ州に競り勝った。交渉に詳しい関係者１人が明らかにした。

トヨタとマツダは候補地を過去数カ月間に絞り込んでいた。同関係者によると、両社は10日にアラバマ州の州都モンゴメリーで最終的な選択を公表する計画。公式に発表されていないことを理由に同関係者が匿名で語った。

トヨタの広報担当カート・マカリスター氏は同社は現時点で発表することはないと発言。マツダの広報担当ジェレミー・バーンズ氏と、アラバマ州商務当局のジェリー・アンダーウッド報道官は共にコメントを控えた。

トランプ大統領は就任後、米国内での自動車生産を増やすよう各自動車メーカーに圧力をかけた。新たな組立工場建設の発表では2021年稼働を目指すこのトヨタ・マツダの工場が唯一の成果であり、最大4000人の新規雇用が計画されている。また両社は州政府に少なくとも10億ドルの優遇策を求めている。

原題：Toyota, Mazda Are Said to Select Alabama for New Car Factory (1)（抜粋）

(背景などを追加して更新します.)

Tokyo 城塚愛也 [e-mail].

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コメント

注目のコメント

• 神領 貢

  ニューモデルマガジンＸ 代表取締役社長兼編集長

  ・2018年01月10日

  アメリカで売るクルマはアメリカで作る。メキシコの工場で作ったクルマはどこで売るのか？
  いよいよマツダはトヨタとの協業に強く踏み出すことになりますね。
• 蛯原 健

  リブライトパートナーズ 代表パートナー

  ・2018年01月10日

  ゴリゴリのRed State、共和党基盤で自動車はじめ製造業メッカのアラバマに決定。
  
  トランプの営業があっても無くても、自動車はじめ製造業は地産地消、アメリカが買うクルマはアメリカで作る、がますます進みます。ロボティクスとFAでどこで作ってもコストが変わらないからです。しかし、故に雇用は産みません。前回インディアナのトヨタ工場拡張は400人しか新規雇用を生みませんでした。今回も、最大で4千人とのことですが漸次おこなうとして実際は数百から1千人程度からスタートでは。
• 岡野 雄真

  商社 アフリカ 駐在中

  ・2018年01月10日

  求めていた１０億ドルのインセンティブは最終的にどうなったのか気になる…いずれにしても人気モデルカムリ他のエンジン一大生産拠点であり、これからTNGAの生産拡大など色々期待出来ます！