米利上げ、今年は2回が適切=フィラデルフィア連銀総裁
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注目のコメント
・根強い低インフレ
・フラット化
・フラット化は景気後退のリスク
この3つを観測すべくイエレンダッシュボードという9つの指標があります。
「Nonfarm payrolls、Unemployment rate、Labor force participation rate、U-6 underemployment rate、Long-term unemployed share、Quits rate、Job openings rate、Hires rate、Layoffs and discharges rate」
もう御退任されるので極端に低く見えるUnemployment rate、求職活動を正確にとらえられていない可能性のあるLabor force participation rate(求職しないと下がって失業率が低くなり、良くない失業率低下とされる)などは、より今の働き方に沿った指標と共に受け取り方を変えていくかもしれません。
すると速報をみて為替が動くケースなどに影響がでます。新体制では何をターゲットにどんな金融政策をとるのか楽しみです。>イールドカーブのフラット化は景気後退のリスクを示唆すると歴史的にみなされており、
ここを解説員の方が触れられてないので、僭越ながら、私なりにコメントさせてもらうと、一般論として長期金利の方が、短期金利よりも高くなります(いわゆる順イールド)。当たり前ですよね、長期お金を預ける方がリスクが高いので、長期の方がその分金利が高くなります。
しかしながら、景気動向が不透明になり、金利水準が今後どう変化するか不透明な場合は、例外的に長期金利と短期金利の差が小さくなり、カーブがゆるくなる事象が発生します。このような状況を、「イールドカーブがフラット化する」と表現し、「景気が転換期を迎えたことを意味する」とされています。中立的とみられていたフィラデルフィア連銀総裁のハーカー氏は年2回と主張し、見方をややハト派に。 一方、もともとタカ派傾向のあるメスター・クリーブランド連銀総裁は、12月FOMCで示された中心的な見方(年3回)よりも強気な年4回利上げ (①)。議事要旨にもあらわれていた通り、今年は政策委員の意見がばらつきそうです(②)。次期議長の手腕が問われますね。
①インタビュー:米クリーブランド連銀総裁、今年は約4回の利上げ想定
https://newspicks.com/news/2732974
②FOMC議事要旨
https://newspicks.com/news/2728585