シャープ立て直しのキーマンにみる「社員のモチベーション向上術」
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注目のコメント
今回は2回目の出演だったので、「多少は」リラックスして、お話できました。
冒頭、お話した通りですが、ホンハイに買収された後の、シャープの動きは、カルロス・ゴーン氏が日産に来た時の状況と、すごく似ているなと感じています。
今期の業績のV字回復は、ホンハイが資金を入れる前の、2016/3期に減損できるものはほとんどやってしまおうという趣旨から、意図的に大きな赤字を出したので、その後は大きな減損リスクもなくなり、現在の利益水準はある程度は前から分かっていたものです。これは日産のリバイバルプランと同じやり方です。
また、テリー・ゴウ会長の懐刀でありシャープの社長となった戴社長は、従来億単位だった社長決裁稟議を300万円まで引き下げ、徹底的にコストカットを行いました。一方で、自ら社員寮に住み、社員と寝食を共にしたり、ニトリに売却した本社敷地を、「第二創業の地を大事にしたい」との思いから、買い戻そうとするなど(結局はダメでしたが)、社員の気持ちの触れるような行動を随所に示して来ました。
それは、ゴーン氏が日産を立て直すときでさえも、Jリーグの「横浜Fマリノスは日産のモチベーションの象徴なので、売却しない」といっていたのに似ています。
経営者は、合理と情理のバランスを取ることが重要だと感じた次第です。田中さん、2度目のご登場ありがとうございました!
シャープの経営再建、やっぱり最後は人なんだなと深いお話でした。
社員寮に一緒に住む経営者。なんだかドラマみたいなお話でとても人情味があり、じーんときてしまいました。数字はもちろんのこと、社員のモチベーションという数値化できない部分もしっかりケアしていく。今後のシャープの更なる飛躍に期待したいです!シャープの業績V字回復のニュースを題材に、田中博文さんにPICK ONEいただきました。ホンハイからやってきた新社長の「社員のモチベーション向上」の取り組みに、田中さんは「日産のゴーン会長を思い出した」とのこと。
コスト削減の徹底を呼びかけながら、社長自らも社員寮に寝泊まりする。こうした言動の一致で、信頼を得ることが大事なのだと納得しました。