【菅原出】拡散続くISネットワーク、「遠隔操作テロ」に注意
NewsPicks編集部
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ISがシリア、イラクにおける「聖域」を失った後のテロの脅威についてまとめてみました。各国の治安機関もこのような認識で警戒を強めていますので、すでにISの支部や拠点のあるリビアやアフガニスタンのような政府の統治の行き届いていない国を除いては、ISの離散戦闘員たちが入国したり新たなネットワークを築くのは実際には容易ではないと思います。当面、離散した戦闘員たちは地下に潜伏して不法な活動に手を染めながら少しずつ活動を再開していくのではないかと思います。
一方で、ISの過激思想に影響を受けてしまう個人は引き続き出ていますし、何らかの政治的社会的理由で現状に不満を持ったり、米国の中東政策や対テロ政策に反発する人たちはおりますので、いわゆる「ローンウルフ」が出てくる土壌はあります。当面はこうした一匹狼テロリストたちによるローコスト、ローテクのテロに対する注意が必要だと思います。ISが土地を失ったことは、決してテロの脅威が去ったことを意味しないことがよくわかりました。バーチャルプランナーの影響がどこまで拡散するか…。日本も警戒は怠れないですね