【ピッカー新著】人事・マネジメントから日本の国家戦略まで

2018/1/7
NewsPicksで活躍中のピッカーのみなさんが手がけた書籍をご紹介する「Pickers' Book Releases」。今回紹介する書籍は2017年11月〜1月に出版された『ECB 欧州中央銀行』『NEXTOKYO』『人生100年時代の国家戦略』『悪人の作った会社はなぜ伸びるのか?』の4冊です。

なぜ今、この作品を書いたのか。どんな読者に届けたいのか。4人の著者からそれぞれメッセージをいただきました。

各書籍のプレゼント企画もございますので、詳しくは本記事の最後をご覧ください。

欧州の金融政策について学ぶ

『ECB 欧州中央銀行』著者・唐鎌 大輔さん:
執筆しようと思ったきっかけは、自分自身がその必要性を感じていたからという個人的な思いが大きいです。
日常業務を通じて感じることですが、欧州の経済・金融に関する日本語情報はそのニーズの大きさの割に十分ではありません。金融政策という分野に限定した場合、その情報量はさらに限定されます。もちろん、欧州関連の書籍は出ておりますが崩壊や瓦解などを煽る直情的なコンテンツが多く、「本格的な専門書」というカテゴリーは手薄という印象です。
類書で言えば、日銀やFRB に関しては、相応に掘り下げようとするものがあります。しかし、ECBは歴史が浅いこともあり、まだ拡がりが見られていません。本書がそのような状況に対し一石を投じる一冊になればと考え、執筆しました。
【こんな方にオススメ】
発刊後、欧州債への投資を検討する機関投資家の方や大学の研究者の方などから励ましのお言葉を頂戴しました。恐らく本書が対象とするメインの読者層はそうした「プロ」になってくるかと思います。
一方、通貨ユーロを手始めに欧州の金融政策を理解してみたいという社会人や学生の方にもお薦めできる書籍です。少なくとも現時点では本書以上にECについて詳しく書かれた日本語資料はないと自負しています。「欧州の金融政策を学ぶ上では、これ一冊で事足りる」という内容に仕上がっているので、本書を通じて、日本ではまだベールに包まれている印象が強いECBの実態に迫っていただければと思います。

東京の未来について考える

『NEXTOKYO』著者・梅澤 高明さん:
現在、都内各所で大型再開発プロジェクトが進んでいます。しかし、このままハード中心の開発を続けるだけでは「つまらない未来都市」ができるだけです。
再開発プロジェクトの多くは、街の個性を磨き上げるというよりは、物件単体の収益性を最大化する開発に走りがち。結果として、大型オフィスビル、レジデンス、ホテルと小さな商業施設を組み合わせた、似たような複合ビルが都内各所に完成しそうです。
本来の東京は、多様な魅力がつまったユニークな都市。それぞれの街の強みを徹底的に磨き上げ、独自の文化と産業をそれぞれの街が集積していけば、東京は世界で唯一無二の国際都市に生まれ変わるはず。そんな思いで集まったイノベーターチーム「NEXTOKYO」の知恵を結集し、未来の東京のあるべき姿と、全産業のビジネスチャンスを解説しました。
【こんな方にオススメ】
1)東京の未来に関心のある方:魅力ある国際都市として東京が飛躍する最後・最大のチャンス。これをどう生かすかは日本全体の課題です。
2)広く「街づくり」に関わる方:不動産、建設、交通などハードの業界だけでなく、消費サービス、エンターテインメント、コミュニティデザイン、行政など街のソフト面を担っている業界・職種の方も。
3)2020年をきっかけにイノベーションを起こそうとしている方:短・中期のビジネス機会として、パーソナルヘルス、スポーツ・エンターテインメント、モビリティ、セキュリティ、マーケティングなどを解説。

若手議員20人が考える日本の姿


小泉進次郎さんを筆頭に自民党の20人の若手議員が、2020年以降の日本社会と社会保障のあるべき姿を模索した「小泉小委員会」。
500日間この議論をオブザーブした立場から、議員の生々しいやりとりを特別な許可を得て執筆しました。若い代議士たちが、社会と政策に真摯に向き合っていることを広く知ってほしいと考えたのが著した動機です。NewsPicksでもお馴染みの石川善樹さんや松尾豊さんもアドバイザーとして関わっていて、幅広い知恵者と議員とのやりとりも必読ポイントです。
【こんな方にオススメ】
この本を読んでほしいのは、ミレニアル世代(1980年以降に生まれた世代)です。小泉進次郎さんは1981年の36歳。小泉小委も30代が中心です。小泉小委のコンセプトである「レールからの解放」をまとめたのは、1987年生まれの高木新平さんでした。同世代が時代をいかに捉え、どのような社会を築こうとしているのか。
彼らと、今後長く同じ時代の空気を吸い続けるだろう20-30代の皆さんに、若い議員たちの考えを知ってもらえればと思います。その他、政治や社会に関心がある幅広い方々にお薦めできる一冊になっています。

人事が抱える現場のリアルを知る

日本人は建前好きです。きれいごとが好きです。人事や経営などのマネジメントの世界でも同じで世にある多くのマネジメント論にはとても美しいことが書かれています。
しかしながら、私が実際に様々な現場で見てきたことは、きれいごとだけでは済まない現実でした。大きなことを成し遂げているような人の中には、世間的には「悪人」扱いされている人もいました。しかし、彼らは本当に悪い人ではなく、社会や顧客、事業や組織のために、あえて悪役を引き受けている実は最も利他的な方々でした。そういう方々への誤解を解きたいと思って、この本を書きたいと思いました。
【こんな方にオススメ】
現場でマネジメントをしているマネジャーや経営者、人事の皆さんは誰もが悩み続けています。彼らは、嫌われたくない、悪いやつだと思われたくないと思いながらも、目的を達成するためには、心を鬼にして物事を断行し、批判に耐えながらも、全体に貢献しようと努力し続けています。
まずはそういう方々に読んでいただき、少しでも応援ができればと思います。また、加えて、自分の職場のリーダーの本音が理解できない、何を考えているのかわからないというような若いビジネスパーソンの方にも読んでいただきたいです。

各書籍を3名にプレゼント!

今回紹介した書籍は、抽選で1書籍につきそれぞれ3名の方にプレゼントします。
詳細・お申し込みはこちらからお願いいたします。また、「Pickers' Book Releases」に著書の掲載をご希望の方は、こちらから必要事項をご記入しお送りください。内容を拝見して、担当者からご連絡させていただきます。
【注意事項】
・当選された方には、本アンケートにご登録いただいたメールアドレスへご連絡いたします。
・ご登録内容に誤りや漏れがある場合、無効となりますのでご注意ください。
・当選に関するお問い合わせにはお答えいたしかねます。
・やむを得ない事情により、プレゼントの内容は予告なく変更となる可能性があります。

※ご入力いただいた個人情報は「賞品の発送」に使用するために、各書籍の出版社に通知させていただくなど、抽選で当選された際の連絡以外の目的では使用いたしません。
※ご応募はお一人につき1回のみ有効です。