この連載について
日本が右肩下がりで衰退していった「平成」が終わろうとしている。もはや「昭和モデル」「平成モデル」にとらわれてはいけない。では、「ポスト平成」はどんな時代になるのだろうか。人間・仕事、テクノロジー、経営、日本、世界の視点から100人の智者が、2018年以降の未来を予測する。
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三越と伊勢丹が経営統合。百貨店事業を中心に不動産、カード事業、EC事業も手掛ける。基幹店の構造改革、支店・地方店・海外店・中小型店のビジネスモデルを再構築で収益回復を目指す。ニッコウトラベルを完全子会社化するなどシナジーの高い飲食、旅行、理美容に特化し育成。
業種
百貨店
時価総額
9,951 億円
業績
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先日、パリで開催されているDIOR展に滑り込みで行って来ました。
70年前のムッシュ・ディオールのバードレスにワクワクしました。
「買いたい!」と胸が熱くなったのです。
そのあと、近くでショッピングしようと思ったのですが
ブランドショップは東京やECで買えるものばかり。
たくさんものに溢れているのに、ワクワクしないのです。
なんでもある時代だからこそ、「ここでしか出会えない」体験が必要なのだと痛感しております。
それを実現するのがD2Cの仕組みなのだと思います。
欲しい!と思う人にダイレクトに欲しいものを届ける仕組み。
どんどん時代は初期化されています。
これはファッションで起きていることですが、
全ての業界にいえるのではないかと。
個人が尊重される時代。
2018年、楽しみですね!
軍地さんの論考、大変に勉強になりました。
ファッションも、個人の価値観も生き方もみんな夫々でそれでいいと自然と受容されていく。大人のダイバーシティ社会が本格的に到来しつつあるのかもしれません。
個人的には、このトレンドの土台となる生産現場における、IoTなども活用した「匠の技の伝承×生産性向上」が最近の熱いテーマです。為替や新興国の人件費上昇の影響もあり、縫製を中心として消費地である国内への生産回帰が一部起きています。ただ、若い人たちにとって魅力的なワークスタイルになるにはまだまだできることが多い!!頑張っていこうと思います。
この言葉は、首を大きく縦に振ってしまった。
アートも音楽も死なない。ファッションも死なない。
まさにビッグプレーヤーだけが勝つ市場から、この記事にもある通り「生産、販売、宣伝を個人でできる時代になった今、個人がブランドを作れるハードルがかなり下がってきた」
しかも世界的に見てもレンタル、受注生産、サンプルだけを並べる店舗形態と売り方もマネタイズの仕方も多様化してる。
そして、お客様も、ビッグプレーヤーからだけ買うのではなく、「個人発信のマイクロブランドが多数登場し、それをフォロワーが購入するという流れ」の中で洋服を買うことに楽しみが生まれている。
市場がデジタルの進展で、コモディティ化したとも言えるし、民主化したとも言える。
「EC発進でスタートしたD2Cブランドがオフラインでも売り場を作ることで、よりユーザーとの接点を広げていく」ことが可能になった。
アパレル市場は伸びないが、大手による寡占化時代は終わりだ。
みんなにチャンスがある!
これからのアパレル市場に注目してますし、私も何か楔を打ち込みたい。
記事でも取り上げられているPinQul発のブランドなどはかつての「読モ プロデュース ブランド」の再構築とも取れますが、かつて彼女たちを起用するスキームで勢いを持っていた「法人」が苦しんでいた2017年。
ブランドは従来、売上規模で比較されて来ましたが、インフラが整えば売上数億程度のブランドでも大成功と呼べる利益構造が出て来るでしょう。リアルクローズブランドのブログ→ツイッター移行期から10年、SNSの市場が成熟した今「個人」発がどう発展して行くか楽しみです
D2C私も気になってます。服を選ぶ行動が確実に変わってきた。
ECなどで展開される分、実際の見た目やサイズ感が気になって、いきなりECで買うのを躊躇する人も多いだろうから、
結局実店舗があったら嬉しいな、という流れはあるだろうなと思う。