【夏野剛】AIの社会実装と、日本に必要な「3つの改革」

2018/1/4

AIの本格的な社会実装が始まる

2017年はAI(人工知能)が非常に注目された年でした。NewsPicksでもさまざまな形でAIを取り上げていますが、AI、AIとよく言われるわりには、身近なところにAIを感じるものが少ないのが今の現状です。
これを消費者サイドから変えつつあるのが、AIスピーカーだと思います。
「AIスピーカーは本当にAIツールか」という議論もありますが、少なくとも自然言語処理や音声認識といった技術が使われているので、正真正銘のAIツールと言っていいでしょう。
日本でも2017年11月に「Amazon Echo」が売り出され、AIスピーカーの本命が出揃った感がありますが、私自身「Amazon Echo」を使ってみて、ユーザーエクスペリエンス(UX)がまったく異なる印象を受けました。
2017年10月に発売された「Google Home」も「Amazon Echo」と基本的にできることは同じですが、やはり個人的には「Google Home」の「OK, Google」はユーザーインターフェースとして今ひとつのような気がします。