【小泉悠】今後6年は「プーチン後」のロシアを見据えるべきだ

2018/1/5

3月18日の大統領選挙

ロシアの内政において2018年で最も注目されるのは、3月18日の大統領選挙であろう。とはいっても、その結果は事実上、決まったも同然である。
同選挙には現職のプーチン大統領が出馬を表明しており、有力な対抗馬も存在しない以上(目立った野党候補もいないではないがプーチン氏を脅かす存在とは見られていない)、プーチン政権の継続はほぼ確実であると見られている。
ロシアの大統領は任期6年であるから、2024年まではプーチン体制が続くということだ。