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狭き門をくぐり抜けろ!ボスコンエリートへの道
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ちょうどアメリカに滞在中だが、周りのアメリカ人たちの間でもこの話題で盛り上がった。そこからのオバマ評。オバマさんはエリート中のエリートであり、また良きリーダーであろうとし、実際に多数の人にとって素晴らしいリーダーだった。スピーチもまともで、聴く人の心を動かす極めてまともな政治家。政策実行にも時間をかけみんなが納得するための出来る限りの事をしながら進めるリーダーだった。常に客観的であらゆる意見に寛容であろうとし、ちょうど難しい時期の娘たちの良き父でもあろうとした。その全てを叶えたが、現大統領が主観的に行う政策実行に比べると、スピードが格段に違い、そしてなによりも結果が見えにくかった。特に経済、外交においてトランプ氏の方が存在感が大きいのは民主主義の皮肉だ。私たちだったらどちらのリーダーを選ぶのだろうか。
人は自分のみたい現実しかみない。SNSはそれを加速させてしまう。人は感情でYes(好き)、No(嫌い)を決めた後に自分の意見を肯定する意見やニュースをみて安心する。それがフェイクニュースでも。多様な意見、多様な考え方が失われていくのは危険
英国のヘンリー王子によるオバマ氏へのインタビュー。オバマ氏のポイントは、SNSには社会の分断化とその固定化を進める効果がある、ということで、分断化というのは、政治的見解の相違だけではなく社会経済的な階層化をも含むでしょう。
SNSが社会の分断を進めるかどうかは、まだ断言できないところが多いです。「個々人の異なる現実」というのは人間の社会には常に存在してきたことです。従来そのことがろくに気づかれもしなかったのに、SNSでその存在が相互に認識されるようになり、そのことが対立を激化させているともいえます。
この問題にオバマ氏が示す対処は「もっとオフラインに目を向けること」「SNS(運営会社)が多様な見方を推進すること」という典型的なインテリ・エリートらしいものです。オバマ氏は「リア充の中のリア充」であり、リアルに目を向けさえすれば誰でも問題が解決するような言い様です。
オバマ氏の外交政策がそうであったように、宥和を唱えるあまりになにもしない、結果として現状(の分断と対立)を放置する、というところがあります。トランプ氏の台頭の背景でもあるでしょう。

追記1)多様性を担保しながらも討議して合意に至る基盤を社会全体で共有することは、アメリカのような国を維持していくうえでは必須と考えられてきました。この基盤をハーバーマスは公共圏と呼びましたが、このような市民的公共圏は実際は一部の人間しか参加できず、権威主義的なものであるというのはしばしば指摘されてきたことです。SNS時代になって、公共圏のハードルに対する不満が高まり、公共圏は機能不全を起こしているように見えます。オバマ氏がSNSが支配する社会を嫌悪する所以でもあるでしょう。公共圏なしでいくなら、中国式しかない、ということになっていくでしょう。

追記2)「小国乱立の社会を作ってはならない」というのは原文は
“doesn’t lead to a Balkanisation of our society”。オバマ氏はアメリカ式インテリですから、トランプ氏とは語彙が違いますね。
トランプ氏であれば、「不快な」ということを言うのに"obnoxious "という語は使わないでしょう。おそらく大衆受けを考えて、意図的に。
便利なものは危険です。自動車もナイフもSNSも。
その折り合いをどう付けるのかが重要です。
「SNSは、社会を分裂させる」というのは、まったくその通りでしょう。
右の人は右の人と繋がり、自分たちの意見が正しい事を相互に確認しあって自信を深めていきますし、左の人も同様でしょう。
右の人が「左の人の意見も聞いてみよう」と考える事は稀でしょうし、左の人も同じでしょう。
テレビを見ていると、右の意見も左の意見も知る事ができますが、SNSだと自分と似たような意見しか知る事ができないのです。
世の中の半数が産経新聞だけを読み、残りの半分が朝日新聞だけを読んでいる社会って、怖いですからね(笑)。
理論的に、人間が「自由になる」ほど、社会は「分裂し、分断される」これは、もうしょうがないトレードオフ。逆に言うと、完全に分裂してない社会って、どういう社会なんだろ?
 市場経済と自由貿易は社会が分断したままでも、各人が協力しあう環境を提供可能だし。
その通りだと思います。ネットは無限の無形のコミュニティ。しかし、そこにいる人間の本質は太古から変わらない。かつて物理的に枠のある地域や職場に限られていたコミュニティがネットによって無限に広がったと解釈する人がいるがそれは間違い。結局人間は同じ考えの心地いいコミュニティに縛られたがる。そうすると、その中でまた以前のようなムラ的社会が生まれ、仲間意識の裏返しで差別も生まれる。個人の意識が大事でひとりひとりがその危険性を肝に銘じるべきかと思います。
至極真っ当な議論だと思います。他方で、エリートとして認識されているオバマ氏が、いくら語っても、もしくは、語るからこそ、届かない人たちがいるのも事実でしょう。それはオバマ氏も分かっているはずです。

これから来年の中間選挙、そして、2年後の大統領選挙へと進むにつれて、オバマ氏が発言を求められる機会は増える筈です。話せば話すほど分裂を促進しかねないジレンマを、どう克服していくのでしょうか。まだ仕事は終わっていない気がします。
うーん、分裂か。。確かにSNSを見てると、皆それぞれ違った意見や価値観を持っていて、天下統一なんて到底無理と痛感するし、顔の見えないところで発信できるので過激なことを言う人もたくさん出てくる。

ただ、テレビや新聞みたいな少ない数の発信者による一方通行垂れ流しの時代と比べてどちらが危ないか。少数に分裂していく分には、ある意味安全なんじゃないか。過激派による小さなテロの恐れはあるが、多数が画一化されて団結して起こる大きな戦争はなくなるんじゃないか。

それと、一人一人が自由に発信できて、そもそも皆違う人間なんだと認識できる環境こそ、本来あるべき姿なんじゃないかとも思う。むしろSNSを通じて「違うこと」を当たり前にしていければいい。はじめから皆ばらばらってわかってれば「違うこと」くらいで分断は起きない。
皮肉なことにFBのミッションはBring the world closer together.
ザッカーバーグがこの課題にどうアドレスして行くか、興味深い。
社会改良を志す漸進主義の政治家が、旧世界の王家の御曹司と一緒に右派のポピュリズムを批判するという構図は決して褒められたものではないと思います。個人的には世代と国境を越えた面白い友情とも思いますし、今風のノリも感じられるのは事実ですが、とにかく自制を求めたいです。