【三菱商事・垣内社長】利益の「額」より「質」を問うべきだ
2017/12/28
5000億円は通過点
──三菱商事は今期の最終利益5000億円の達成が濃厚になっています。これは10年ぶりとなる最高益更新ですが、一時の資源のバブル崩壊から完全復活を遂げたと考えていいのでしょうか。
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元中の人から見ると、結局本当に商事のような本店のパワーの強い企業体で事業投資先の経営人材が育つのか、という点につきると思う。権限と責任と報酬を強烈にあたえずにホンモノの経営者を育てるのが可能か、コンセンサス重視の意思決定で突き抜ける事業経営ができるか、中々チャレンジングな取り組み。
三菱商事は2016年に発表した中期経営計画で、目指す企業像に「経営能力の高い人材が育つ会社」と発表して、事業会社が人材育成を目標に掲げるのに衝撃を受けました。社内でも驚きがあったと聞きましたが、確実に遂行しているのを記事で感じました。
"目指すべき価値観や企業像、人材育成の方法、社員がどういう方向で切磋琢磨することで未来が切り開けるか――そうしたことを整理できれば、定量的な数字は後からついてきます。5000億円も通過点でしかありません"
同様の内容を主張している人は今の時代に珍しくはないですご、本当にその考えに自分自身で辿り着いたのか疑わしい人もいます。誰かの受け売りみたいな。
そんな中で三菱商事のトップがコミットして結果を出しているのはインパクトも説得力も違う。地球がステークホルダーってとても好きです。
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