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NewsPicks編集部

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2000年以降、国際情勢の震源地は中東、ヨーロッパを経て東アジアにシフトしつつあります。背景にあるのは言わずもがな、中国の台頭に加えて北朝鮮情勢という「ワイルドカード」。「現状維持」という名の安定を望もうとも、アジア太平洋地域のパワーバランスは確実に変化しています。個々の出来事によって大きく変動する地域ですが、年始に世界が注目するこの地域の潮流を、東アジア安全保障の気鋭の研究者、日本国際問題研究所のJ.バークシャー・ミラーが読み解きました。
2018年、米国は中国に対して、北朝鮮への影響力強化を求め続けるだろうし、中国は米中協調姿勢に「言及」するだろう。しかし、北朝鮮の戦略的価値を知る中国は、北朝鮮を追い込んでまで、あるいは崩壊の危機にさらしてまで北朝鮮の核兵器開発問題を解決する意思はない。最初からそうだった。トランプ政権はようやくそのことに気づき始めた。昨年、中国共産党の対外連絡部長が訪朝したとき「中朝関係は両国の宝であり世代を超えたもの」と語った。かつて中国は中朝関係を「唇歯の関係」と説明していた。唇と歯は双方が守りあうということで、戦略的に双方が必要としていると意味だ。いまは、戦略的条件が変化しても、世代を超えて価値を持つものだと説明している。米中関係の変化、米国の大統領の対中、対朝政策とは切り離して中朝は仲良くしましょうと中国は思っているのだろう。
やはり気になるのは中国の出方。昨年は、トランプ政権の方針が読めなかったこと、党大会を控え国内の体制固めが必要だったことから、比較的おとなしく過ごした一年でした。トランプ政権の出方が読めるようになった今年は、様々な挑戦をしてくるような気がします。
この連載について
日本が右肩下がりで衰退していった「平成」が終わろうとしている。もはや「昭和モデル」「平成モデル」にとらわれてはいけない。では、「ポスト平成」はどんな時代になるのだろうか。人間・仕事、テクノロジー、経営、日本、世界の視点から100人の智者が、2018年以降の未来を予測する。