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もしトヨタが倒れたら、日本経済はここまでヒドいことになる

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    東京大学 大学院工学系研究科 航空宇宙工学専攻 教授

    そこで,トヨタ1本足に頼っている日本の製造業の新たな柱として,航空機産業を育てようとしているわけです.日本の航空機産業の規模は,防衛も入れて約1.6兆円といわれています(近い数字の「1兆800億円」がこの記事の1ページ目に出てきましたね).たった1.6兆円です.この記事によると,日本の自動車産業規模は約52兆円(その半分がトヨタ).つまり,航空機産業は自動車産業の30分の1,トヨタの15分の1でしかない.これは米国の1/10,欧州各国の約1/3,カナダにも負けている.世界の民間航空機市場は年間5%の成長が予想されており,単純計算すると20年後には2倍,約3万機,4~5兆$程度の見通しがある.とくに,旅客需要が伸びるのはアジア太平洋地域.最も需要が多い機体は150席級.
    日本は,ボーイング,エアバスの開発製造に参画することで力をつけてきた.B787の機体部品(1機当たり自動車の10~100倍といわれる)の35%は日本のメーカーが供給している.もちろん,それには偏りがあり,機体やエンジンなどと比べて,内装品や制御機器などの装備品が弱い(それらは自動車で得意?).また,材料の海外調達が多いせいか,需要当たりの波及効果が自動車産業等に比べて小さい.
    そこで,「MRJ」.オールニッポンで完成機事業に挑戦する.最終組み立て,整備など,部品メーカーにはない+αがあります.すでにある材料や機体・エンジン部品製造に,自動車産業で培われた技術を加え,今後最も伸び代が大きく,かつ既存のボーイング,エアバスの隙間を補う市場を狙う.もちろんライバルもいる.ボンバルディア,エンブラエルなど.でもこれらと分けても余りある市場が開けています.
    日本中の優秀で志ある製造メーカーが航空産業への参入を画策しています.地域ごとに航空産業クラスターを構成しているところも増えてきました.

    また「東大教授」が関係ない話を持ち出しているよ,とコメントされることを期待しています.

    Ikeda Yurikoさん 中部大学ですよね.名古屋大学やJAXA,企業の方が多く異動しました.お付き合いはありますし,航空宇宙コミュニティは濃いので,接点はあると思います.


注目のコメント

  • エネルギーアナリスト/ポスト石油戦略研究所代表

    4次5次の細かい部品のサプライヤーまで全部入れると9万社くらいあると聞いたことがありますが。

    トヨタが倒れる頃には他の産業はもっと壊滅的になってるかと思うので、単体で心配するような対象ではないと思います。

    むしろ問題は、日本経済が自動車産業の一本足打法になっていて、マクロ経済指標が自動車産業だけでかなり説明できてしまうという深刻な状態でしょう。

    かといって、私にはコオロギ生産システムくらいしか対案がないんですが。


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    日本総合研究所 理事

    一夜にしてトヨタが倒れるならこの記事の通りの大惨事ですが、通常、産業構造の転換は長い年月をかけて進むもの。電気自動車の普及拡大も、数十年タームの目線で進んでいます。企業もそうした変化をただ眺めているだけではなく、産業構造の変化に対応すべく努力します。数十年後の日本の産業構造は今とは様変わりしているでしょうが、街に失業者が溢れているという姿にはならないと思います。


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