幸せのカギは「できること」と「できないこと」を分けること
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過去と他人は変えられないけど未来と自分は変えられる、と言われます。確かに変えられないものを変えようとしても時間と労力が無駄になりイライラするだけですから、その分を変えられるもの=未来と自分に注ぎたいものですよね。
ただし我々は現実ではなくその信念を体験していますから、信念を変えれば人生が変わることになります。信念→思考→言葉→行動→感情→体験→信念という創造のサイクルにより信念は体験化されるので「すでにそうであるかのように行動すること」や「はじめに感謝すること」が信念=体験を変える近道ですね。一般に「ニーバーの祈り」と呼ばれるこの詩
変えられるものを変える勇気を
変えられないものを受け入れる冷静さを
そして両者を識別する知恵を与えたまえ
は、宇多田ヒカルに言わせると「受け入れられないものを変える力をちょうだい」となるが、いずれにせよ難しい。
問題設定の個別化をするしかないですね。
しかし、現実はそんな単純じゃありません。記事の最後の一文には物申したい。下記です。
「今の自分にできることを常に意識している人こそ、幸せを感じられるのかもしれない。」
多くの場合、答えは「NO」です。8割はNO。
というのは
それがYESの場合:約2割の「自分の人生を自分でコントロールできている層」(経営者・自営・組織中で自己実現を見出した従業員等)
それがNOの場合:約8割の不満を抱く層
①現状は不満だが実力不足で他の道が見えない。(描けない)
②現状は満足だが明るい未来が見えない。(描けない)
③現状は不満で実力もあるが、より良い環境に移行する勇気とタイミングが無い。
④別にどうでもいい、と考えている。
等、様々。
大学に行って安定目指して就職すればOK的な、前時代的な思想を親が子供に押し付けた結果、起こったことも多々あります。
その教育を受けてきた子供たちの頭の中は、
「好きなことはあるはあるけど、それはビジネスにはならない可能性が高いし、そもそもそんな勉強してきてないし、いやいや私どうすればいいの?どうなるの?」状態です。
対して親が言うのは「就職できてよかったね」です。
「私どうすればいいの?どうなるの?」状態の人が、「自分にできること」「できないこと」を分けることで、幸せになるでしょうか?
「自分が何をすればいいのか」も分からないのに。
「自分がどこに向かうのか」も分からないのに。
具体的に例えを出すと
「私は編み物が超得意!」という方は、効率的で継続的なマネタイズの手法を学んでいません。必要なのは「できること」「できないこと」を分けることではなく、それを把握したうえで、「自分がどこに向かうべきなのか」を考え行動する力です。
人生、自分にできないこと9.9割です。
長くなりそうなのでブログに書きます。が、結論だけ述べますと
「今の自分にできることを常に意識している人こそ、幸せを感じられる」人とは?
できることを200%行い、自分にできないことを「手伝ってもらう仲間」がいる、「自分の人生をコントロールしている層」だけだと思っています。
必要なことは、可能不可能の切り分けでなく、「行く先を自分で描き」そして歩く勇気持ち、「考えることをやめない」執念にも似た「生き方」だと思います。
そして、その思想を持って「個々を導く」のが、21世紀の教育者のあり方だと思っています。