仮想通貨、金融政策に対するリスクではない=スイス中銀総裁
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最近、「ビットコインへ資金が流れていることがドル円の動きに・・・」という照会を頂くこともあります。ビットコインの勢いは凄まじいものがありますが、どう考えてもそれは関係ないように思います。ドル/円ペアの取引規模とプレーヤーの多様さに鑑みれば、そういった次元ではないでしょう。よく比較されるゴールド(金)とて市場規模はビットコインの比ではないはずです。
類著で指摘されていることではありますが、仮想通貨それ自体が中銀や民間銀行ひいては金融政策を不要にするわけではないと思います。その背後にある技術(いわゆるフィンテック)が中銀ネットの提供する決済機能まで乗っ取ってしまうような事態になれば、金融政策の非力さが指摘される昨今、「もう中銀は要らないかもね」という話になる、ということかと思います。そこまでの次元に至るのは、あるにせよ、随分先ではないでしょうか。今は投機的なイメージの強いビッドコインですが、仮想通貨が多くの人に普及し始めてどんどん価格が上がっていった時に持たざるリスクが発生するのが恐いですね。当然ビッドコインを保有している人の購買力が大きく上昇し、保有していない人はインフレリスクをヘッジ出来ていないことになります。しかし規制1発で仮想通貨がただの幻想通貨になることもあります。リスクヘッジとして、資産の5%くらいをビッドコインで保有するのも良いのかもしれませんね。