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混成チームでのJALの再建の現場は正直一枚岩の体制で進んでいたとは言えなかったかも知れません。加えて、再生の形に対して競合企業や政府からの声も含めて色々な雑音が入ってきます。根拠無く二次破綻するとメディアに宣伝してまわるような連中もいて、そんな中で関係者を一つの方向にまとめて行くのはまさに強い推進力が必要でした。ただ、不思議と再建プロセスが失敗すると思っていた中心メンバーはいなかったと思います。稲盛さん、瀬戸さんといった強い運気を持った人間が集まっていて、全てを撥ね付けて行く勢いがあった再建劇でした。
稲盛さん側ではないストーリーは新鮮ですね。役職はあくまで役割であって、あるべき姿について妥協なく議論できる環境は改めて大切だなとも感じました。
> 「稲盛さんはマネジメント層には大変厳しいのですが、」

この部分、すごく想像できます。

と言いますのも、私は現在、稲盛氏を経営の師と仰ぐ千本倖生氏(第二電電 = KDDIを稲盛氏と共同創業した方)に仕えていて、稲盛流にて監督を受けているので笑
【第10話】稲盛和夫さんとともに日本航空を再建するというミッションに取り組んだ水留浩一さんは、稲盛さんに何度も怒られ、「水留君は全くビジネスが分かっていない」と言われることもありました。しかし、稲盛さんに自分の意見を言い続けます。
直接お話をしたことはないのですが、KDDIでは節々にこの「稲盛イズム」を感じることがあります。肝心の叱られた中身がなく是非とも聞いてみたいなぁと感じたのですが、恐らくは極めて高い目標数値と、その達成プロセスの中での負荷についての会話ではないかと推察します。

「売上は最大に、経費は最小に」という当たり前への徹底が半端じゃなく、そこへの智恵と創意工夫はいつも最高難度の問題解決クイズであり、なかなか楽しいです。
全国12,000人の経営者が参加する盛和会(稲盛さんの私塾)がJALの応援団になったということ。稲盛さんの就任はシンボリックな意味以上にこうした実利も大きかったでしょう。

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稲盛さんがすごいのは、京セラミタ(現・京セラドキュメントソリューションズ)の再建事例などを紹介しながら、最初の段階で自分がいかにJALの再建に貢献できる人間であるかを従業員に分からせていたところです。稲盛さんはマネジメント層には大変厳しいのですが、基本的に現場に対しては「自分はみなさんの味方である」という雰囲気をめちゃめちゃ出していました。
JAL再建の一種「裏話」。実際はこういうものだと思う。それでも再建をさせたいという思いは両者共通のものだっただろうし、そのためには言うべきことは言い続け、良いものはなんでも使う。
ミッションに忠実であられたからこそのご対立…
この対立あっての短期間での再上場であられたように推察します。どなたが相手であってひかない胆力、、、タフなご経験という背骨を持つには、、、やっぱり地道に厳しい仕事経験積む、しかない、、、と朝から思うと、お腹痛くなってきました、、、苦笑


「だからJALの従業員にとっては少し厳しい再建プランを作成し、実行していくというミッションを持っていました。」

「解決しなければならない事案に関して「こういうふうにやっていきましょう」と話をすると、「水留君は全くビジネスが分かっていない」と言われることもしょっちゅうでした。」
この連載について
各界にパラダイムシフトを起こしてきたイノベーターたちは、どのような生い立ち、人生を送ってきたのか? その深部に迫ることで、イノベーションを起こす源泉をたどる。

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