メシが食える大人になる「2つの思考力」とは?
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例えば、ある事件があったときに、「リモコンで殴ったかどうか」が大事と考える人もいるし、「大相撲界の体質が問題」と捉える人もいるし、「支配的な先輩後半関係を必要とする人間の業」に注目する人もいるし、それぞれ見えるものが違うんですよね。
事象を同じように見ているのに、「本質」なり「要点」なり、そこで見える「見えないもの」が違う。起きて活動している間中違うから、一日でもものすごく差がつく。例えば一人の冨山和彦さんがすごいのは、その見え方(見える本質の本質具合)の差だなと感じています。これが「見える力」。
一方、現実の世界で何かしら結果(入試問題の解答・仕事上の成果など)を出すためには、見えるだけではダメで、「要約力」「論理力」「最後までやりきる力」などが必要で、それらをまとめて「詰める力」と名付けました。
学習面では、計算のようなメカニカルな作業力・基盤力以上に、社会で役立つこれら思考力をどう伸ばせばよいかこそが一番大事でしょう、というのが花まるの軸になっています。
加えて、人間世界で生き抜くための人間関係力を育成するには、異学年異性のしかも初めて会う子どもたちと仲間になり生活するという、経験総量を上げることが大事と考えています。
それらのための、「なぞぺー」・「Think Think」だし「野外体験」だし「親のための学びの場(講演会)」なのです。この2つ、実は起業にとっても重要な要素です。人が気づいていないマーケットやビジネスモデルに気づき、やりきる力ですね。
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メシが食える大人になるために大切なのは、まず思考力です。
思考する力が高い、つまり頭がいいとは、第1に見えないものが見えること。
例えば、図形で言えば補助線や立体の裏側がすぐに見えたり、人の言っていることの要点とか本質という見えないものが見える力です。
そして第2に詰める力。
集中した読解である精読力や論理力、そして最後まであきらめずにやりきる力などです。