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中務先生とは、昨年約50年ぶりにお会いしました。講演会に来てくださったのです。「分かるね?」と言われましたが、もちろんすぐに先生と分かりました。見上げて頼り切っていた先生が、実は小柄だったんだと初めて知りました。面白いもので、自分の同級生が少しずつあちらの世界に持って行かれている年齢のおっさんになっているのに、しがみつきたいような甘えた気持ちが湧き上がるのでした。
自信もコンプレックスも、心のマジック。ある日かかると結構長く人の方向性を決めます。一人の子どもの周りにいる大人って、言葉には気を付けなければなりません。その意味でも、先生って、本当に大事な職業だと思います。
【第3話】姉と弟にコンプレックスを抱いていた高濱正伸さんは、小学3年生のとき、担任の先生の言葉によって積極的な子どもに変身しました。この体験が花まる学習会や「なぞぺー」につながっています。
「自信」は「自分を信じる」と書きますし、よく巷でも色んな経験や挑戦をして自分を信じれるようになろう、ということも言われます。
けれども、実は、「自信」は、自分だけでは持てないものです。

「他の人から信じてもらう」という経験がないと、自分を信じることはできないのです。

しかも、自分を信じてくれていることに疑いを持たない、という経験でないといけません。

そういった意味で、両親からの愛(信じられていること)を疑うことがないというのは、自信のベースになるわけです。

高濱さんは、母親からの愛を疑わなかったけれど、父からの愛には疑いがあった。
だから、しゃべらない(自信のない時に出やすい行動)という行動が出やすかったのでしょう。

そうした中で、算数の問題を解いた時に、

担任の中務春美先生から、信じてもらえた、

しかも、他のクラスを含めてもできているのは自分だけと言ってくれたことで、

自分のことをその問題に関しては、確実に信じてくれている、という経験をしたわけです。

そこで、他者から信じられるという、自信のベースが満たされて、自分を信じることができるようになり、

しゃべれるようになったと言えるでしょう。


自信を持つには、他者から信じられることです。
曖昧ではなく、「強みの言い切り」が必要という流れがしっかり体験として描かれていて、

自信が持てない人や、誰かに自信を持ってもらいたいと思っている人には学びが多い記事です。
根拠がなくても自信を持つ(ようにする)ことは重要ですね。
「「学年で高濱くんだけだよ、これできたの」って。それも皆の前で。そのとき、パカーっと自分の中の何かが割れて、シュパーっと何かが出てきた感じでした。一言でいえば高揚感というのでしょうか。誇らしい気持ちでしたね。それから私は変身しました。」(記事引用)

帰国子女だった僕は小学校時代、日本語を上手に使えず、コンプレックスを感じていた。ところが5年生のとき、国語のクラスで詩を書くことになり、そのとき夢中になっていた遊びのことを書いた。それが担任の目にとまり、クラスで読み上げられた。無心に書いたつたない詩を褒められて、僕は日本語とはじめてひとつになれた。そして後年、現代詩の創作に情熱を注ぐようになった。
この連載について
各界にパラダイムシフトを起こしてきたイノベーターたちは、どのような生い立ち、人生を送ってきたのか? その深部に迫ることで、イノベーションを起こす源泉をたどる。