この連載について
国内最大のファッションECサイト「ZOZOTOWN」を運営するスタートトゥデイがついにプライベートブランド(PB)を発売する。「WEAR」や「ツケ払い」など、数々のサービスを生み出してきた創業者、前澤友作は、どんな服を世に送り出すのか。テクノロジーによって変わる服作りの「未来」を占う。
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国内最大級のファッション通販サイト「ZOZOTOWN」を運営。受託ショップの売上が中心だが、古着の取り扱いやフリマにも注力。コーディネイトアプリ「WEAR」も世界で展開中。商品取扱高の拡大と利用者数も好調に伸長。
時価総額
1.13 兆円
業績
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大学の研究室で2006年から開発を進めてきたという彼らの技術は、どこがすごいのか。どういうメカニズムで採寸が可能なのかというセンサーの話に加え、1年以上世界を回って出資者を探した苦労話など、深く語ってもらいました。
ちなみに、彼らのセンサーはNASAでの基地のモニタリングにも使用が検討されていて、今年頭にNASAがテストした6社のセンサーのうち、次の審査に進む2社に選ばれたとのこと。今後の活用も楽しみです。
その意味で、「採寸」にしたのは上手いなぁと思います。日常的に着て何かを測り続けるというような用途になると、何度も伸び縮みを繰り返すので、劣化が早いと思うわけです。採寸ならその頻度がとても低い。
更には、日常使いでないことで、洗濯に対する耐性等にも余り言及しなくて良い。洋服のサイズのバリエーションはそこまでないので、そもそもそこまでシビアな計測精度は要求されない。等々。
記事の途中にもありましたが、見せ方として「採寸」にフォーカスすることで、こんなに良いことずくめになるわけで、感心しました。
もちろん、繰り返し性能も良く、洗濯に対する耐性等も高い製品なのかもしれないですが
彼らがすごいのは、新しいウェアラブルデバイスの試作品をわずか20日間で、製造までしてくれること。通常は9ヶ月かかるという試作期間を劇的に短縮させています。
今後ゾゾスーツが日本中にばらまかれると、サイズフィッティング以上のさまさまなことが実現できそうです。
ただ、28か国・400以上のクライアントがいるなかで、もしZOZOがオプション行使した場合には、それらのクライアントとの関係をどうしていくのかも併せて気になる。
あと、試作が早かったり、量産まで対応できるという点も気になるところ。企業規模としては量産をしてきたわけではないと思う。そのなかでどうやってZOZOで期待される規模に対応できるようになったのか、併せて競合比で圧倒的に短い試作期間も他社がおいつけないものなのか。
あと、センサーについてはひずみゲージ(抵抗)ではなく静電容量方式と。下記はYahoo知恵袋だが、小さくできるという特徴が比較してあり、それを大量に埋め込むことで精緻なデータが取れるようになっているように思う。
精度とのトレードオフで、牧野さんがコメントされているように、採寸に割り切って繰り返し性能(耐久性)を取りに行ったように推測できる。
http://bit.ly/2AuTv09
身体障がい者の洋服、入院中に着るパジャマなどは、その人の個別ニーズに応える必要がある分野ではセンサーデータは貴重。
そして競合も出てくる。
着る以外の方法もきっと出てくる気がする。
この会社はもちろん、この業界の競合の進化に期待したい。
次の技術が見てみたい。
“サイズに合わせた服=カッコイイ服”ではありません。服は体型を整えてくれるツールでもあるので、PBではデータとチューニングをどのような仕組みでやるのかが気になります。
「差別化に成功したのは、センサーというデバイスだけではなく、センサーから取得したデータを集めて外部に転送する電子機器なども合わせて自社で開発しているからなんです。」