[東京 1日 ロイター] - 武田薬品工業<4502.T>は1日、東京本社ビル(東京武田ビル)と隣接地(武田新江戸橋ビル)の土地と建物を高島屋<8233.T>に売却すると発表した。売却額は495億円で、2018年度下期に固定資産売却益約390億円(税引き前)を計上する予定。土地・建物の引き渡しは19年3月までに行う。

武田は、現在、中央区日本橋本町に新東京本社ビルを建設しており、18年春の竣工を予定しており、竣工後は本社を移転する。売却益は成長への投資に振り向ける。

高島屋は、日本橋エリアに点在する本社や事務所、グループ会社のオフィスを取得するビルに集約し、業務の生産性向上を図る。

(清水律子)