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六本木ヒルズの高層階にあるJウェーブのオフィス、スタジオは見晴らしが良くて最高でした(笑)

「ビッグデータ」とよく言いますが、データをたくさん集めるとどんなメリットがあるのか、我々ははっきりしたイメージがなかったと思います。
しかし、今の中国のITを見ていると、データベースが十分な広さと深さを持つと、不確実性が阻んできた取り組みが可能になって、ビジネスも社会のあり方も変わりそうだと実感できるようになってきました。
グーグルやアマゾンもやれていないサービスが他でもない中国で始まっているというのは、私にとっても驚きで、この驚きを視聴者の皆さんにもシェアしたいと思いました。
今や中国のオフィス街ではスマホ決済が当たり前。
そんななか、先日とあるレストランでランチをお会計しようとしたら、なんとそのお店ではスマホ決済はできないことが発覚。
しかも当然スマホ決済が使えると思っていた為、同僚たちも誰一人お財布を持ってこなかったという嘘のような本当の話。
最終的には隣のお店でお勘定(お隣同士仲の良いお店で助かりました)。何とか無銭飲食の事態だけは避けられました。

あまりに普及しすぎて逆に不便さを感じた出来事。今や「スマホ決済使えます」ではなく、「うちではスマホ決済使えません」という看板が必要な時代です。
中国が最先端の決済システムの適用ができたのは、これまでのいろんなシステムに信用がおけなかったからでしょう。

お札も本当かちょっと心配、買う商品も安全か心配、タクシー乗っても最短距離かどうか心配、等々。

でもアリババのECやテンセントの決済システムは、そういう不安をある意味保証してくれたので、一気に社会に行き渡ったのだと思います。

私が2002年ごろ上海にいたとき、通販による買物は、本当の商品が来るか、ちゃんとお金が届くか等の心配があるため、中国では通販は普及しない、と言われていました。

それをアリババのシステムが補ってくれたのです。その他配送、物流にもITを使って追跡したり、問い合わせに答えたりすることで安心感を提供しました。

原動力は、取引の安心感供与にあり。
私は、これが大きいと思います。
中国の決済、その進歩があまりにも速いですが、もちろん津上さんが主張する不便に由来するところが大きいです。
一方、政府の規制がなければ、中国の民はものすごく頑張るし、いろんな物が作りだせるはずです。
今現在も個人では道路を作ってはいけない、学校はだめ、病院の個人経営などはとんでもないと思う役人が多いです。
しかし、ITについては中国の役人が縛る範囲を超えているので、縛ろうと思っているときにはすでに巨人になり、役人もそれに捕らわれているので、縛ろうとしても縛る方法もないです。
日本の官僚は日本経済の発展のためになんででも突破してやろうとしています。岩盤もドリルで穴を開けようとしています。
中国の役人は、できるだけ民を縛り、何もできないように規制していました。それは社会主義の計画経済という時もあれば、商売人は汚いという思想を民に持たせつ時期がものすごく長かったです。
改革開放によってやっと門をわずかだけ開けました。そこから私的企業が出来、さらにITのところでは世界をびっくりさせるほどの変化が出てきました。
中国はもっと民のインセンティブを許すなら、この国は大きく変化し、進歩するはずです。
ですから、不便だけで決済の進化を説明するのは少々狭いのではありませんか。

私個人は、十数年前から津上大先生を存じておりときときご教導を仰いています。先生に対して批判する気持ちはまったくございません。
中国で感じたことをここに書いただけです。
個人情報の監視リスクがありつつも、圧倒的な利便性とスピードで都市部を中心に一気に普及。社会問題になっていた偽札問題の改善にも貢献している。個人の信用を測る芝麻信用も広がりを見せており、そこから更に新たなビジネスが展開されている。日系企業がマーケティングを行う際にも、現状把握が肝要となる。
ん、交友関係のある人の与信が当人の与信に影響することが新しいのでは?
この連載について
PICK ONEでは、月曜日から木曜日まで、それぞれ「テクノロジー・サイエンス」「ビジネス」「政治・経済」「キャリア」と、日替わりで4つのテーマを扱い、各分野のプロピッカーらが未来へつながる視点で読み解きます。