【新】私が、シリコンバレーの「外」にだけ投資する理由

2017/11/29
スタートアップの「聖地」といえば、今も昔も、米シリコンバレーだ。
彼の地では、今日、今この瞬間も、未来のフェイスブックやグーグルを夢見て、多くの起業家たちが奮闘を続けている。また、そうしたベンチャーに投資したり、買収する企業たちのエコシステムも他のエリアを追随を許さない。
だが、起業やスタートアップのムーブメントは、もちろん米西海岸だけで起きているわけではない。インターネットを始めとするテクノロジーの進展が、場所を問わず、起業家の「夢」を後押ししているのは、間違いないだろう。
本連載では、シリコンバレーの「外」で、新たなビジネスの可能性に奮闘している起業家や投資家たちの今をレポートしていく。まずは、本日から3日連続でお届けする。
最初は、敢えてシリコンバレーの「外側」だけを投資対象にしているVC、米ホワイトスターキャピタル共同創業者のエリック・マルティノー・フォーティン氏に、その狙いを聴いた。

シリコンバレー「だけ」である必要はない

──なぜ、ホワイトスターは、シリコンバレーの外に注目しているのですか?