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連載3日目、いよいよ産業化局面の財閥です。ご笑覧頂ければ幸甚です。

昨日の記事に、「財閥はイノベーションを起こせるのか?」という疑問が複数ございましたので、以下、補足です。財閥持株会社は、傘下会社の経営者への役員賞与支払いの際に固定給を高くしました。イノベイティブにさせるためにリスクを軽減し、安心感を与えたのです(徳川時代、三井家の大元方が各店舗に対してそうしたのと同じです)。だからこそ海運や重化学工業など、当時のハイリスク部門が財閥の得意分野であり続けたのです。
業種別の財閥シェアがとても面白い!そもそも業種としてBtoBがほとんど。何かというと、歴史的にはtoCは個々人で商売をしていた領域なはずで、それができないところで組合・企業が作られていったのだと思う。そして飲食・小売といったそもそも個人でも出来る領域は手掛けなかった(そこの産業化が進んだのは、特に戦後だと思う。分業化、物流の整備による生産性の改善、情報投資の重要度が上がったこと等々)。

あと、M&A戦略について特定産業か多様な産業かというのも興味深い。リスク分散よりも、シナジーがあって競争力をつけることで、リスクをコントロールしながらリターンを取るというのは極めて合理的な差別化戦略。
コングロ化すればいいというものでは全くなく、最適解としてここに至ったという帰結も興奮するし、歴史から学べることはやはり多いと感じる。
"10財閥で占める割合が35.2%です。三井、三菱、住友、安田の4財閥だと、その割合は24.5%になります。"
率直な感想で言えば、これは相当大きい。銀行だと80%超えてます。このシェアでしかも銀行中心にM&Aをグイグイ仕掛けると。他の企業がやる気をなくしますし完全に競争が阻害されますね。
最近シリコンバレーでやや「ネタ切れ感」があるのは、横山先生の仰る「海運や重化学工業など」といった、長期にわたる先行投資が必要な部分にお金がまわりにくくなっているから、ということをずっと考えています。私にもどうすればよいのかわからないのですが、財閥ならそれができた、というのは興味深いヒントです。ありがとうございます!
財閥のM&A戦略は非常に合理的
隣接する産業で取引相手を買収していくか〜
なるほど

>財閥が高いシェアを持つ産業というと、金融・信託業・銀行業・保険業
さらに、財閥が得意とした業界というと、重工業・化学部門です。大正時代、第1次大戦後、日窒、日産、理研、日曹などの新興勢力が重化学工業の進展を支えます。
この連載について
独自の視点と卓越した才能を持ち、さまざまな分野の最前線で活躍するトップランナーたち。これらのイノベーターたちは今、何に注目し、何に挑んでいるのか。毎週2人のイノベーターたちに、さまざまなテーマで大いに語ってもらう対談企画。