Samsungが設備投資費を倍増、中国には痛手か
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「中国には痛手か」という見出し部分に関連して、中国の半導体を所管する当局は「トップ追い抜くのは困難」という談話を先月出したのが気になっている。痛手というよりは、やってみて分かってみて、もう世界トップを狙うフェーズではなく一定の競争力を時間をかけて構築するという方針に変えているフェーズかと思う(個々の企業では違うかもしれないが)。
https://newspicks.com/news/2609364
中国に関しては、半導体製造の計画は多くあったが、実際に機械を納入する段階、またそれを動かす段階には色々課題が出てくるのではないかというのが従前からの報道だった。半導体は機械が売られているので金さえあれば出来るといった言説もたまに見かけるが、先端半導体において投資力は必須だが、それだけでできる世界では全くない。極めて微細な調整が必要で、トップメーカーでさえ歩留まりで苦しんでいる世界。Samsungはブロックチェーン技術でも投資を加速しており、今日のニュースではソウル市のブロックチェーンプロジェクトをSamsung SDSが受注するという記事も出ています。
Samsung SDS wins Seoul blockchain order
http://www.zdnet.com/article/samsung-sds-wins-seoul-blockchain-order/
金融システムでも応用可能なNexledgerは今後B2B取引でも応用される可能性があり、この辺りは先行していると感じます。
韓国のサムスンが、ブロックチェーン製品を発表
http://businessblockchain.org/samsung-unveils-blockchain-fuelled-nexledger-enterprise-platform日本は完全に脱落していますが、半導体製造装置メーカーやその関連部材メーカーはまだ残ってます。競争厳しくて劣勢になりつつあるようですが。工作機械は頑張っているので、半導体製造装置も踏ん張ってもらいたいところ。