【リクルートキャリア前社長】学びより行動。働き方改革を使い倒せ
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注目のコメント
「全ての感情や行動はある目的を達成するために生み出される」
これはアドラーの目的論として有名です。
そしてここで取り上げられた「働き方改革」もそうですが様々な主義主張は、利己的な目的と利他的な目的とが混在していると思います。
この特集だって、学びは人生を豊かにするだろうから1人でも多くの人に幸せになってもらいたいというような目的もあるのでしょうし、一方で何名かのピッカーさんがコメントされているようにせっせと有料会員を増やすという目的もあるのでしょう(笑)
BLACK OR WHITE ではなかなかこの世の中割り切れません。
ところで、我々は何のために働くのでしょう?
まだ貨幣もなかった狩猟時代まで遡って考えると、根底は「食うため」なのではないでしょうか。
あとは、マズローの欲求レベルに従って承認欲求や自己実現欲求など後付けの理由が沢山出てくるのだと思いますし、世の多くの人は「ワクワクするものを見つけよう(そもそもワクワクの対象が働くことである必要もないのですが)」などと言ってる以前に「今日の飯を確保するため」に必死だったりします。
なのでたまたま今の自分は「WILL」を持っている方だと思いますが、仮に持っていなくとも劣等感を感じる必要は全くないと思います。
例えば人知れぬ離島で自給自足の生活をして気の置けない人たちとその日釣った魚や地酒を食べて飲んで騒いで寝る。
別にやりたいことも学びも成長もなくても、それもまた自分にとっては素敵な人生。
生物学的には人生に意味などないのですから、行き来自由なキラキラとダラダラの間でとりあえず今日も1日過ごせば良いのではないでしょうか。
ただ、良くも悪くも現代の日本は「個」が以前に増して求められるようになってきました。これはひとつのものに縛られることに慣れている人だったり寧ろそっちの方が幸せという人には大変なストレスです。しかし、残念ながらこの流れは今のところ止められそうにありませんし、これからの「安定」というものはたくさんの不安定な土台の上に成り立つものだと感じます。
「Mにもなるな。Sにもなるな。N(ニュートラル)たれ。」
そんなことを改めて気付かせてくれる大変有意義な記事でした。特集3回目は、リクルートの採用基準「圧倒的当事者意識」を作ったことでも知られる前リクルートキャリア社長の水谷智之氏にご登場頂きます。
水谷氏は、なんと今、島根県の高校教育改革、そしてIターン者の流入支援のため奔走しておられます。それも自ら「やらせてください」と志願して…。
なぜ昨年までリクルートキャリアという大会社の社長を務めていた人が、島根県の離島で奮闘するのか? それも「大人の学び」の一貫だといいます。
そして水谷氏は、現在の政府主導の「大人の学び直し」は「管理者ファースト」なのではないか?と指摘し、我々ビジネスパーソンはより主体的に「働き方改革を利用する」くらいの気概をもつべき、とハッパをかけてくださいました。
読むと元気になること請け合いです!水谷さんの「会社ごときに潰されていいのかと僕は言いたい。」に強く共感します。
大手企業における出世は、運やめぐり合わせに大きく左右されるもの。一つの会社で出世できないことが、その人の能力が低いことを示すものであるはずがない。
しかし、現実には多くの企業において、40歳までに次世代経営者候補の選抜が行われながら、その選に漏れた人には通知すらせず、役職定年(50代半ば)まで引っ張ってしまっている。40歳までに市場にでればいくらでも活躍の場があるにもかかわらず、そのチャンスをみすみす捨てさせている。
「日本の企業は、従業員を大切にする」と良くいわれますが、間違っています。
本当に大切にするのであれば、出世の望みがないことを本人に伝え、他の道を考えるように諭すはずです。
私には、日本の大手企業、それも人事部が、日本の人材の潜在力に大きな蓋をしてしまっていると思えて仕方がありません。
(参考)
次世代経営者候補の選抜やその結果の通知など、インタビューでも引用されている当社の調査(首都圏管理職の就業意識調査2016)があります。参照ください。
http://www.jhr.co.jp/news/wp-content/uploads/2016/08/7c4153d71b8e19fd22a0c68fb38d04db.pdf