政府 高等教育無償化 新制度導入の方針
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奨学金がサラ金化していると批判された頃からはかなりの前進だと思います。ただ、選挙の公約実現という観点からも検証しなければならないでしょう。オバマ氏が大統領就任の直前まで奨学金を返済していたと伝えられていますが、アメリカ型自己責任とは別の道を選択し始めたことは評価したいです。
これ自体は総論良い方向と思いますが、一連の議論においで、プルアップ教育の概念が欠如し過ぎていると思います。
日本社会はボトムアップ型が大好き。みんなが平等に賢くなろうとします。
しかしながら中間層が世界中で余りまくって、辛酸を舐め、その結果出口の見えないアンチグローバリズムがはびこる現代、これ以上平均的に賢い人を作る教育制度だけでは、社会はむしろ混迷するでしょう。
経済格差≒教育格差≒所得格差の負の連鎖を断ち切る事、これと同様にいま社会に求められるのはリーダーシップの量産です。ドラッカーも言うとおりリーダーシップとは大組織のそれだけではなく自らを率する、自活出来る個の育成です。
そのためにはボトムアップではなくプルアップ、出来る子は更に伸ばす教育。それにも同程度のリソースをかけないと日本社会は引き続き低迷したままでしょう。
具体的には飛び級、フルブライトのようなトップ層向けの経済支援、もはや国際社会では「低学歴」といわれる日本の大学のゼロベースでの改革、学士ではなく修士、博士の量産目標設定、何より多様性の人工的醸成のためのインアウト両方の留学促進、などなどやる事は沢山あるでしょう。高等教育の無償化は、住民税が非課税となっている所得の低い世帯の子どもに限定する。
そうでない子どもの支援策は在学中は授業料を支払わず、卒業後に一定以上の所得が得られるようになった段階で、所得に応じて授業料を返還してもらう制度を新設するとのこと。
「親の収入の格差が教育の格差に影響」の問題を是正する制度となりそうなので、賛成します。
でも、なんであんなに、修学旅行代金って高いのだろう。旅行業者との間に癒着があるのではと変に勘繰ってしまいます。