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難民特集の最後(無料)は、これからの日本と難民問題について書きました。難民発生の原因の一つに紛争があります。日本はインドネシアのアチェ、フィリピンのミンダナオで一定の貢献をしていますが、広く知られていません。私が外務省に勤めていたとき、現在進行形で動いていた案件です。

先日、河野外相がバングラデシュのロヒンギャキャンプに訪問し、一歩踏み込んだ発言をしています。これが「肩すかし」にならない対応が求められています。金銭的には、日本はかつてから各地で支援をしていますが、経済的地位の相対的低下が不可避であるなか、日本の存在感を示すには国際政治です。これは軍事力だけによるものではありません。

また、個人的に思うのが、世論喚起のためには外務省のパブリック・ディプロマシーの強化が必要。政府がしていることを分かりやすく伝え、国際問題の論点について議論を喚起する。官製の広報には留意が必要ですが、まずはベースとなる情報を客観的に得る必要があります。外務省には、情報を的確・適時で広報でき、かつ、外交の現場を経験している人物が専門家として長期的に養成されることを望みたいと思います。ホームページ中心の広報から、やはりSNS、そして対面での情報発信へとすぐにでもシフトする必要があるでしょう。

最後までお読み頂きありがとうございました。本連載が難民問題という、普段、考えることが少ないけれども、国際的には重要性が極めて高いテーマについて、触れるきっかけとなったならば、担当者として嬉しく思います。

バックナンバーはこちら(無料)
第1回:【日本】難民問題がもはや他人事ではない理由
https://newspicks.com/news/2646347

第2回:【人権】世界から非難、オーストラリアの無慈悲な難民対応
https://newspicks.com/news/2646352

第3回:【ロヒンギャ】「緩衝国」マレーシアへの期待と見えぬ将来
https://newspicks.com/news/2646353

第4回:【オピニオン】日本人が知らない、難民への日本の貢献度
https://newspicks.com/news/2646355

追記:塩崎さんご指摘の通り、カンボジア和平も大切で、日本が紛争解決においてかなりやれることを示した事例。カンボジア語専門家の今川氏が大活躍。
日本の紛争解決への貢献、ミンダナオやアチェ、そしておそらくはそれら以上に大きな働きをしたのがカンボジアですね。東南アジアに偏っていますが、地理的、歴史的な背景からもそうなるのは当然でしょう。
ただ、アチェでもフィンランドは大統領自らが飛び回って和平交渉仲介に尽力していましたから、存在感が大きかったのは当然でしょう。また、フィンランドや北欧諸国は(難民というより亡命者ですが)紛争の一方の当事者であったアチェ自由運動の指導部や彼らに付随してきた難民たちを長期に渡って受け入れてきたことも大きな役割を果たすことにつながったでしょう。日本政府は、このような独立派のような勢力を自国内に保護するといったことはほとんどしません。

難民問題はそれ単独で検討されるべきではなく、関連する諸問題と合わせて検討されるべきです。日本だと外国人労働者問題や国内の治安、その他国内の社会問題ばかり気にされますが、それだと当然消極的になります。難民が発生した地域にどのように関与するべきか、その関与が自国の長期的な利益にどのように関わるか、という視点が必要になります。
中東やアフリカにはそれほど関与しない、というならそれはありうる選択肢ですが、東南アジアに関与するなら、東南アジアの諸国が経済のみならずどのような社会であるのがよいと考えるか、そのような社会になることが長期的にはどのように日本の安全保障を確保し、利益となっていくのか、という視点がなければ、難民問題に積極的に関与しようという姿勢にはなりません。
日本の政府と民間の大多数は、企業が進出して営業を続けることに主要な関心があり、そのために(その政府がどんな政府であれ)現地政府の意向を忖度することにばかり関心があります。欧米諸国がしているように難民や反政府勢力を含む現地社会に関与することが現地社会にとってよい結果につながるとは必ずしも限らないし、利益になるとも限りません。しかし、それでも難民問題は「かわいそうな人たちを助けよう」だけでは有効な対処は極めて限られたことしかできません。難民を支援することで別の人々から憎悪をかうこともままあります。現地の社会をよく理解し、広い地域での日本の安全保障や発展あり方がどうあるべきか、という構想が必要です。それはおそらく一朝一夕で多くの日本人に身につくことではないでしょう。
日本と難民の関わり&難民の今が分かるとても勉強になる特集でした!
難民受け入れというと受け入れ国の負担やホスト社会との摩擦、国家の安全保障などがよく取り上げられ、マイナスのイメージがつきまといます。
一方、難民受け入れにより、市民レベルでの恩恵があるのも事実です。
東京・高田馬場周辺はリトルミャンマー、リトルヤンゴンなどと呼ばれ、かつて難民としてやってきた方々が構えたミャンマー料理屋が多くあり、学生などで賑わっています。

以前、中東ヨルダンでメイクアップアーティストの難民の方と日本でヘンナ(植物由来の原料で染めるタトゥー)の店を開けたらいいのにね。なんて話をしていました。

あくまで一面ですが、難民受け入れがこれまで馴染みが薄かった文化との接触機会になると考えると少し視点が変わるかもしれません。
出口の見えない困難な課題に対し、なんとか貢献しようという取り組む人々にフォーカスし評価、支援するという社会にしなければ、結果的に日本の我々次世代にツケを回すことになりそうです。このような特集今後も期待しています。
おそらく多くの日本国民は、遠くのロヒンギャよりも近くの待機児童問題に金を使ってくれと感じるんだと思います。(全く違う性質の問題とわかりつつ、どちらも税金で拠出するのであれば同列に考えるものかと)

「国際社会への貢献」は聞こえはいいですが、一般市民は具体的な自国のメリットを感じられておらず、川端さんが言う通り各機関からのパブリックな啓蒙は今以上に必要だと思います。

風が吹けば桶屋が儲かる的なロジックを国民自身が考えつくことに期待せず、国際貢献がなぜ必要なのか、それが自国のメリットにどういった形でなるのかということを理解してもらうべきタイミングなのではないでしょうか。
日本はODAにあるようにたくさん支援しているのに、
いまいち民族間の交流自体が弱いのはなんででしょうね

それを含めて、
日本は様々な支援をしてはいるけど、やはり実際に難民を直接受け入れるということについて、素養は十分でないと思われる
色々慣れないコンフリクトが起きるだろう