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本日から金曜日まで4回連続で難民問題を取りあげます。無料公開です。

日本ではなかなか注目されない課題ですが、同じく島国の豪州は積極的な難民受け入れをしてきました。かといって、日本も同じようにどんどん入れれば良い、とはいかないでしょう。日本の経済的な地位が、どうしても相対的には低下するなか、国際人権問題という政治課題への取り組みをすることは、国際的な地位にも直結します。

どのように対応するか自体が深く議論されていません。結果として、どうするかも重要ですが、意識を持たないままでいることに問題があります。

豪州は今「排外的」と言われるほどの政策転換(といっても数千人単位で受け入れ継続)。近隣国に施設を「アウトソース」したことで問題が発生しています。

また、話題のロヒンギャ。深刻な人権侵害に置かれています。「流浪の民」になりつつありますが、マレーシアが一時的な「安住の地」として、「緩衝国」としての役割を担っています。ただ、これも止むを得ない側面があります。

こうした事例から、何かを学び取れるのでないか、との思いで連載を組みました。相当複雑な話題で、4回で全ても網羅できませんが、一つのきっかけとして頂ければと思います。

第1回はフリージャーナリストの海野麻実さんとの共同執筆です。

追記:大きな反響をありがとうございます。難民問題は歴史的背景、難民条約と関連文書への理解、世界各国の制度、難民の性質と発生する背景など論点が多岐にわたります。なお、日本が一方的に国籍と分類しても、当事国が国籍を認めなければ国際的には意味がありません。日本にいるロヒンギャは特殊な事例を除き、どの国のパスポートも持てません。

連載目次(無料)
第1回:【日本】難民問題がもはや他人事ではない理由
https://newspicks.com/news/2646347

第2回:【人権】世界から非難、オーストラリアの無慈悲な難民対応
https://newspicks.com/news/2646352

第3回:【ロヒンギャ】「緩衝国」マレーシアへの期待と見えぬ将来
https://newspicks.com/news/2646353

第4回:【オピニオン】日本人が知らない、難民への日本の貢献度
https://newspicks.com/news/2646355
北朝鮮崩壊の際に起こる難民問題。

以前、麻生副総理が発言したことを失笑したメディアがいましたが、いつ起こってもおかしくない事態です。
加えて、難民を装った武力勢力が入ってくることも想定する必要があります。

「自分だけは大丈夫」という平和ボケを解消しないと、とんでもないことになります。
東日本大震災82,000人、熊本地震45,000人。いまだに仮設住宅等で避難を続けている人数です。本来、日本は万単位の避難民をサポートする仕組みを持っているとも言えます。
難民問題に対して日本が役割を果たすことも、世界に対する貢献だと考えます。
この論点を掘り下げた記事は今まであまり見たことが無いので貴重に感じます。近年の欧州を見れば分かるように、難民流入は経済・外交・政治といった社会の重要な部分に小さくない影響を与えます。状況が極まってくれば人道主義的に受け入れろという主張、保安上ありえないという主張、激しく争点がぶつかるでしょうが、前者にベットしたメルケル独首相がどうなったかを見れば、その判断が時の政権に与える影響は消費税引き上げの比ではないように感じます(むしろ、「無限に難民を受け入れる」という宣言自体、常軌を逸していたのであり、EUは元々域外→域内への移動は厳格な主義でした)。最後の河野外相のご見解が今後、どのように展開していくのかは興味を持ってみております
法務省の人口統計によると現在日本に中長期滞在する外国籍を有する人の数は238万人で総人口の1.8%とのこと、OECE諸国の平均が8%越えとのことなので低い数字ですが、イメージよりも多い印象です。

http://www.moj.go.jp/nyuukokukanri/kouhou/nyuukokukanri04_00065.html
難民問題は、古今東西に見られる問題です。中国やインドも外部の諸民族の流入は主要な課題でした。欧米で難民問題への対処に際して最も意識される事例は、ローマ帝国の「ゲルマン民族の大移動」への対処でしょう。ローマにとってゲルマン諸族やその他諸民族の流入は、一貫して安全保障上の最大の課題であり、ライン川の防衛戦を軍事的に強化するだけではなく、ゲルマン人を含む諸民族の同化、軍団への取り込み、市民権付与、同盟の締結など、様々な手段を駆使しました。最終的にローマは滅亡したものの、数世紀持ちこたえることができました。

現代の難民条約は、人道的価値を第一とするものです。しかし、ヨーロッパが難民問題に対処する時、中東やアフリカからの安全保障上は非常に大きな要素となっているでしょう。日本で難民問題が意識されにくい大きな理由には、人道意識が乏しいといったことだけでなく、安全保障上の地理的環境が欧米とは大きく異なるということもあるでしょう。

日本は、良くも悪くも、欧米のように、自らの価値を広め、同化することで味方を増やし、安全を保障するという戦略をとってきませんでした。難民問題への対処は、極言すれば、外部に自らの価値を持ち込み、干渉することで長期的には現地に味方をつくる、という戦略と意志が不可欠になります。誰にも嫌われずに困っている人たちを助けようということは多くの場合できないです。
日本国内の労働力が不足しているといったこととは根本的には別の問題です。日本国内への受入れにしても、結局は難民の出身地である諸国に対してどのような関係を構築して安全保障や諸利益を確保するのか、という視点が必要になります。日本には政府にも民間にもそういう視点がほとんどない、ということでしょう。
"この女性は当初就学ビザで在留していたが、期限が切れたため難民申請期間中を利用して日本に残り、働いている。"
難民への対処も考えなくてはなりませんが、このケースのように日本で何とか働きたいと違法スレスレの移民への対処も必要ですよね。まだ数が少ないので問題になっていませんが、増えてくると社会問題になり、アメリカや欧州、イギリスのような移民に寛容な中道左派が選挙で負ける事態も起こり得ます。日本の場合自民党の中に内包していると思いますが、最悪また分裂なんてことも起こりそう。
以前ドイツの田舎に住んでいた時には、公園の向こうに東欧からの難民が住んでいるコンテナハウスが大量にありました。
この間ドイツに行った時は、PumaやAdidasの本社から数キロの所に、(恐らく)シリア系の難民が同じくコンテナハウスで住んでいました。

少なくとも日本では、突然自分の町に異文化の人達が大量に住むという経験は無いわけで、それが地域社会に与えるインパクトは相当大きい。
陸続きで、人種の交流に慣れている欧州ですら、異文化に対する拒絶感は相当なのに、そもそも異文化に依然不慣れな日本で同様の事が起こったら、どうなるのだろうか?

他の国と同じく日本は難民認定の基準を「難民条約に基づき、人種や宗教、政治的な理由などで迫害される恐れがあると判断した場合」と定めている。
政治的な軋轢や崩壊は、政治難民と呼ばれる経済難民を生み出す。経済難民は生きるために豊かな国を目指す。
この難民を日本が人道的に拒絶できるのかは、大きなリスクだと思う。
海があるから。。は通じない。昨今時々報道される北朝鮮製の船や、かつてあったベトナムからのボートピープルの例もある。

真剣に「議論」ではなく、「覚悟」しておくべき。
日本における難民問題の現状がまとめられた内容で、今後の難民問題を考えるヒントになる内容だ。
難民の受け入れは多くの困難を伴う。特に日本においては「言語の壁」は大きい。受け入れた難民を自国の納税者にすることが究極の目標ではあるが、日本語の習得一つとっても、その道は平たんではないことは容易に想像できる。北朝鮮をめぐる情勢がきな臭くなる中では、難民問題は決して対岸の火事ではないが、その理想と現実のギャップはあまりにも大きい。
ロヒンギャが日本、オーストラリアにも滞在しているとは知りませんでした。視点を広げてくれる濃い記事。楽しみです。