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実のところは、酔った勢いもある ( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ
こんなに経営の学びをもらえるインタビュー滅多にない。AI人材を中に入れる理由もすごいし、70億を公開することで、ロックアップの代わりにするのも。本質しか気にしてない。
シリコンバレーでも、企業の買収は企業価値だが、人を取り込む時は、その人が納得する価格にするのが基本的考え方として採り入れられている。べスティングも期間やアップサイドの採用含め、契約書も上手く作られている。加え、シリコンバレーの上手く行ったほとんどのケースは、最初の何十億円、更に何十億円のパッケージに加えていくことになる。結局、時系列でインセンティブと報酬が増えて行かないと、上手く行かなくなることが多い。
昨日、DMMによるCASH買収のニュースがIT業界を沸かせましたが、買収を決断した亀山さんに、背景の全てを聞いてきました。そこには、決して酔狂や気まぐれではない、亀山さんなりの理論が存在していました。

約1年前には、片桐さんを新社長に招聘するという衝撃的なニュースを発表したDMM。私も詳報を報道しましたが、とにかく目が離せません。

【独占1万字】DMM亀山、語られざる「新社長招聘」の舞台裏
https://newspicks.com/news/1942011
このタイミングでの独占インタビューも凄いし、内容が濃すぎる。
備忘的にポイントをメモ

●財務と法務だけホールディングスで握り、あとは任せる合衆国モデルに移行
●事業は若いメンバーに任せるが、リスク回避はグループで
●現在の事業価値はないので実質的にアクハイアリング。非上場だからこそできた
●事業も可能性はあるので次の大きな投資をするかを見極めるが、駄目なら諦める
●買収にあたっては「信頼できる人が評価してるか」が大事。特に売却した前澤さんとうまくやれてるのが高評価
●言い値で、多額での買収をすることで世間の注目を集めること自体がリテンションにつながるのでロックアップより重要
●DMM自体が大企業化しないためにはスピード感と外部人材をどんどん入れることが重要
●事業側が短期的には持ちたがらないが大きな拡大で必要な人材はホールディングスでプール。今だとアフリカ事業でのグローバル人材とAI人材
●金を引っ張ること、経験、人脈がおじさんの強み
DMMによる70億円のCASH買収の舞台裏。

私も投資や採用に関わる人間として勉強になることが沢山あった。

採用は勿論だが、投資に関しては、これだけ環境変化のスピードが速くなってくると、現在の事業はどう変わるか分からないので、人、すなわち経営者が重要だと思う。特に当社のような中長期の投資なら尚更だ。

そして、投資や採用に関して言えば、その人が過去どういう風に働いてきたかがとても大切。多くの場合、過去の延長線上に未来はある。特に投資であれ採用であれ、これまで自分にBETしてきてくれた人たちから信頼されているかどうかはとても大切だ。

逆に前職のことを悪く言いながら退職する人は結構高い確率で次も同じことをしてしまう。そういう人材は採用しないということを私自身、肝に銘じたい。

個人の目線から言えば、信頼ほど大切なことはない。信頼さえあれば、お金も人も簡単に集まる時代だ。信頼とは約束と実行から生まれる。何よりも大切にしたいことである。

———

・サービスにそれだけの価値があるかは、今でもわからない。買収額が70億円というだけで、これからサービスを成長させるために、さらに100億円ぐらい投資しないといけないからね。

・普通だったら、こんな買い物はしないよ。そもそも俺、現時点でCASHのアプリを落としていないから(笑)。

・買収先の前澤(友作、スタートトゥデイCEO)さんと仲良くやっている。前澤さんからすれば、全く得をしない売買だったけど、それでも良好な関係を築けているのを見て、光本君は信頼できる人間なんだろうなと思ったんだ。

・というか、俺が人を見るときはその一点だけ。前回の買収先とうまくやっているという時点で合格だよ。前澤さんとは直接面識はないけど、以前から尊敬しているから、その人が評価していることも大きかったね。
こういうお話を見ると70億を即決できるオーナー経営者ってフットワークが軽くて面白い。と思いますが、実際はほとんどのオーナー経営者もフットワークが軽くないし、世の中がアッというようなチャーミングな案件に手を出せるわけでもないですね。
日々楽しんでいるような感じが世間的にも広がると景気のいい気分が醸成されるのだなと思います。いまはお金を持っていてもあまり楽しそうに見えず将来を悲観するようなムードが日本社会には漂いすぎているように思います。
あえて逆のコメント含めて、何点か。

・「50億ならそれなりに、70億ならフルコミット」
→コミットの話であれば、完全に個人の好き嫌いだが価格に関係ないほうが自分は好き。ようはフルコミットする値段一本提示してほしかったなぁと。

・『一応、DMMホールディングスの財務担当者にもデューデリ(投資対象の評価)をさせたけど、数字を裏付けるものがないから、担当者も「何を見ればいいんですか?見るものないですよ」と呆気に取られる始末だった。』
→DMM.comの会社HPをみると、資本金は1000万円。資本金5億円以上、負債200億円以上の場合は監査が必要で、それに該当しないかもしれないが、買収時に監査法人DDとかあるのだろうか?
非上場の強さを感じるともいえるが、逆にこういう買収が上場会社だと現実的に無理であれば、そこをなんとか解消する方法はないのだろうか?米国であればFacebookのWhatsApp買収もある。
減損リスクも伴うもので、全てもろ手を挙げて賛成するわけではないが、一方で手足を縛りすぎることとのバランス。

『光本君は2012年に立ち上げた「STORES.jp」というECサイトを、2013年に6億円でスタートトゥデイに売却している。』
→STORES.jp、そしてCASH、いわばシリアルアントレプレナーだし、今回のエグジットでさらに資金は増えているだろう。
DMMで働き続けるのか(一種、DMMで事業オーナーのような形ではあろうが)、それかやはりまた起業をするのか。もし起業されるとすれば、その時に資金が多いことは強い。
亀山さんの「いいかんじの独断力」と「任せる度量」がわかるいいインタビュー。
それにしても、70億円の投資をこんなに簡単に決められる経営者は大企業にはいない。

以下引用。

「だから今度は、安定した収益が上がっている間に、それを何カ所かに賭けてみようと思ったんだ。ルーレットで、今まで赤か黒かにしか賭けていなかった人間が、いきなり36倍の一点賭けをするようなものだね(笑)
・・・・・・
俺にできるのは、安定したビジネスで稼ぎながらも、こうした若いヤツらの夢の行方を見ることかなって思った。それが、俺の目線から見た今回の買収だね。」

「買収の契約書には、ロックアップ条項(キーマンの退社を一定期間制限する条項)も盛り込んでいない。片桐も「意味がない。モチベーションが下がった状態でいてもらってもしょうがない」と言っているからね。
だから最悪の場合、70億円が丸々消えることもある。でもそうなったら、俺の見込み違いだったということだよね。
むしろ光本君からすれば、俺がこうして、70億円で買収する事実を公にすることのほうが、ロックアップ条項よりもプレッシャーになるんじゃないかな。
世間から「70億円もらったけど、ちゃんと得させたの?それとも損させたの?」という目で見られたほうが、彼の今後に影響を与える。
こうしてプレッシャーと裁量を与えて、「よし頑張ろう」となってくれれば、それに越したことはないよね。
・・・・むしろ契約で縛るよりも、効果的だと思っているよ(笑)」

失敗しても成功しても、この人はすごい人だと思った。
DMM合衆国憲法「金を盗むな」と「詐欺をするな」の2つ。
これからは「AVからAIまで」。
この連載について
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合同会社DMM.com(ディーエムエム・ドット・コム、英語: DMM.com LLC)は、ECサイト「DMM.com」を運営する日本の企業。 ウィキペディア