”攻めの眠り”で疲労回復! 最良の仮眠4つのポイント

2017/11/20
NewsPicksは、J-WAVE「STEP ONE」(毎週月~木 9:00~13:00)と連携した企画「PICK ONE」(毎週月~木 11:10~11:20)をスタートしました。
20日は、小林 孝徳(こばやし・たかのり)さんが出演。
睡眠障害になってしまった経験をきっかけに、この社会問題を解決すべくニューロスペースを設立した小林さん。企業からの依頼で従業員の睡眠改善や、学校現場での「睡眠教育」の普及に取り組んでいます。小林さんに、「アインシュタインやエジソンも実践。昔ながらのパワーナップ(仮眠)術」(ライフハッカー)を題材に、ビジネスパーソンが知っておくべき、効果的な仮眠のとり方を教えていただきました。
POINT 1:
仮眠で作業効率アップ!
NASAは仮眠で作業効率があがることを、組織内の実験で発見した。GoogleやNIKEなどの海外企業でも、従業員に仮眠を推奨している。アインシュタインやアリストテレス、ダリなどの歴史的人物も、パワーナップの実践者だったと言われている。
「スペインでは、昼食後に仮眠をとる『シエスタ』の文化があります。日本で仮眠の文化はないのは、なぜでしょう?」(サッシャさん)
「日本のオフィスで仮眠をとると、まるで仕事をさぼっているように思われてしまいがちですね。この風潮が、仮眠をとりにくくしているのではないでしょうか。
実際は、仮眠をとることで作業の生産効率が良くなることがわかっています。私は、さまざまな企業の従業員にむけて睡眠のコンサルティングをしていますが、効率をあげる仮眠を “攻めの眠り”と呼んでいます。また、企業にとっても従業員が仮眠しやすくする環境づくりが大事だと思います」(小林さん)
POINT 2:
よい仮眠のとり方には4つのポイントがある
「仮眠のとり方にコツはありますか?」(寺岡さん)
「仮眠のしかたを間違えると、逆効果にもなり得ます。
『タイミング・長さ・姿勢・カフェイン摂取』の4つを意識しましょう。
1.  タイミング
仮眠に適しているのは、起きてから6時間後です。夕方の仮眠は、夜の眠りを浅くしてしまうので、帰りの電車では寝ないことをおすすめします。

 2. 長さ
仮眠の最適時間は15分〜30分以内です。30分以上寝てしまうと、深い眠りに入るため、目覚めが悪くなりかえって作業効率が落ちてしまいます。
3. 姿勢
仮眠は横にならず座った状態で、枕など首を支えるものを使えるとベストです。支えるものがないときは、首が痛くならないようにもたれる場所をみつけてください。
4. カフェイン摂取
仮眠の直前にカフェインを摂取することをおすすめしています。カフェインは、摂取してから30分後に効いてくるので、仮眠前にコーヒーを飲んでおくと、目覚めが良くなります」(小林さん)
POINT 3:
ランチの食べ方にも注意を!
「そもそもランチの後に仮眠をとる人が多いと思いますが、注意点はありますか」(サッシャさん)
「食べ方にも気をつけるべき点があります。それは、『最初に炭水化物を食べないこと』です。たとえば、とんかつ定食を食べるとき、ご飯から食べはじめてしまうと、血糖値が急変動し、眠気に襲われやすくなります。
最初はお味噌汁やサラダから食べはじめて、その後にお肉、そしてお米などの炭水化物を食べる。食べる順番に気をつけるだけでも、血糖値の変動をゆるやかにできます。
睡眠は食事からも影響も受けます。ランチの後に眠くなるという方は、食べる順番と量のバランスにも気をつけてみてください」(小林さん)
今回のニュースをはじめとした小林さんのコメントは、ぜひ以下からチェックしてみてください。
21日は、dot.school 代表の樋口 亜希さんが出演予定です。こちらもお楽しみください。

【番組概要】放送局: J-WAVE 81.3FM
番組タイトル: PICK ONE
ナビゲーター: サッシャ、寺岡歩美(sugar me)
放送日時: 毎週月~木曜日11:00~11:20(ワイドプログラム『STEP ONE』内)
番組WEBサイトはこちらをご覧ください