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敢えて批判的なことを言います。日本企業では、年初くらいに、次期社長が発表されることが多い。本人にも伝えられる。しかし、社長が自分の次を指名するのは明らかに間違っています。取締役は株主に対する善管注意義務を負っており、株主利益(=それを実現するための他のステークホルダーの利益も含めて)に最も相応しい人物を取締役会として選定する義務がある。決して社長の独断で決めていいものではないのです。

そもそも、次期社長と言われる人は、その次の株主総会でまず株主によって取締役に選任され、その後の取締役会の多数決で社長に選任されるまでは社長ではない。昨今、会社の機関設計も、社外取締役が過半数の指名委員会設置会社、ないし、自主的な指名委員会の設置が進んでいますが、まだまだ、大多数の会社では社長による指名が続いています。それでは社長はいつまでたっても社内の出世競争の「あがり」でしかなくなる。内輪の論理を打破していかないと株主利益は守れません。

もちろん、これは一般論であり、三村さんが立派な社長であったことは疑う余地もないのですが、そうであれば指名委員会でも同様の結論であっただろうと思うし、それが株主から見た場合にはわかりやすいです。むろん、当時は委員会設置会社なんてスキームは全然流行っていなかったわけですから仕方ありませんが。

なお住金との合併については、独禁法の判断基準が、八幡・富士の時から様変わりしたことに時代の流れを感じましたね。
日経の方が本人より先に社長になることが分かるって…
アルセロール・ミッタルが日系高炉メーカーを買収してくるのではといった話は、なんというかもうかなり昔の話になってしまった印象を個人的には持っている。ただ忘れた頃に話はまたやってくることもある。今の時価総額はルセロールミッタルが3.2兆円、新日鐵住金が2.4兆円、JFEが1.5兆円。
当時の時代背景としては、中国で急速に鉄鋼需要が増えていて、世界的に鉄鋼が好況だったタイミング。また、併せて再編の話の前には、JFEができた話もあったと思う。まだ経営トップとなられる前だが、その時の心象風景も是非読みたかった…
“2回目に行った時に「前回はこうお話ししましたが、その後〇〇を改善してこうなっています」と、前回のフォローができることです。みんな自分が言ったことは覚えていますし、社長に言ったらやるしかありませんから。これは20人の社長行脚から得られたアドバイスで、やってよかったことですね。”
この連載について
独自の視点と卓越した才能を持ち、さまざまな分野の最前線で活躍するトップランナーたち。これらのイノベーターたちは今、何に注目し、何に挑んでいるのか。毎週2人のイノベーターたちに、さまざまなテーマで大いに語ってもらう対談企画。