[ロンドン 14日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のカンリフ副総裁は14日、利上げを支持する前に賃金の伸びが加速しているとの明らかな兆候を確認したいとの考えを示した。

英中銀は今月2日の会合で政策金利を0.25%から0.50%に引き上げることを決定。決定は7対2で、カンリフ副総裁は反対票を投じたメンバーの1人だった。

カンリフ副総裁はオックスフォード大学で行った講演で、賃金の伸びが加速するとの英中銀のこれまでの予測は誤っていたとし、今回は正しいのかどうか中銀は様子を見る必要があると指摘。「現在は国内インフレ圧力が低水準にあることから、賃金の伸びが加速しているとの明確な兆候がみられるまで金融引き締めを待つことが可能になっている」と述べた。

そのうえで、中銀当局者にとり先行き不透明性が共通の問題となるなか、現在の状況は通常より先行き見通しが困難になっていると指摘。英国の欧州連合(EU)離脱プロセスに家計や企業がどのように反応するのか見極めが困難になっているほか、低失業と賃金の伸びとの間の関連性も薄れているようにみえるとし、こうしたことが一時的なものだったとしても、中銀当局者は慎重になる必要があるとの考えを示した。

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