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結局,NASAがロケット開発を続ける理由として,最後に挙げられているように,民間に主導されることのリスクを避けることを建前として挙げるなら,本音は,ロケット製造が公共事業になっていることにある.記事にもあるように,SLSのエンジンやタンクなどは,スペースシャトルの技術や部品を流用している.確実な技術の利用と開発費を抑えるという利点はあるものの,一方で,スペースシャトル廃止による雇用喪失を防ぐという目的もある.NASAはスペースシャトルに頼りすぎた結果,次のロケット技術,ロケットエンジンをきちんと開発してこなかったのです.
非常にフェアに書かれた良記事。遅延を繰り返し、民間超大型ロケットが現実味を帯びてもSLSが支持され続ける理由は
①既得権益
②民間の不確実性
という見方も、正しいと思う。
まあアポロ以来の公共事業下請けネットワークの維持が主目的だよね。高コストのスペースシャトル関連部品を使うことを肯定する理屈は「民間は撤退するリスクがある」って、むしろ公共事業の方が政権変わったら予算ストップになるリスク高いやん。
ちょっと穿った見方かもしれないが、僕はSLSの開発が適度に遅れることはかえって好都合かもしれないと思っている。その間に民間(筆頭はSpaceX)が有人飛行を成功させて、輸送を全面委託するに足る信頼と社会(議会)への説得力を築いてくれれば、開発遅れやコスト増を理由に思い切ってSLSを中止にすることもあり得る。今注ぎ込んでる予算は無駄金になるかもしれないが、結果的に、SLSを継続するよりも少ないコストで済むかもしれない。

もしかしたらNASA上層部の一部は内心「ファルコンヘビーはよ」と思っているかもしれない。というか、僕ならこれくらいのことは当然計算のうちに入れてEMもDSG構想も立てる。ただし、現状まだ民間の有人の輸送実績はゼロに等しいので、NASAとしておおっぴらに「民間に委託」とは言えない立場でもある。イーロン・マスクもそれがわかってるから、無人火星探査船レッドドラゴンはいったん中止にし、今はヘビーの開発と有人飛行を急ぐべきと思っているのかもしれない。

※これはあくまで僕個人の寝言・戯言・独り言であり、所属する組織を代表するものではありません。
超大型ロケットの開発の現状は、マスクやベゾスといった傑出したリーダーシップを持った個が、政府主導の巨大組織をどんな分野でも打ち負かせるという象徴になりつつある