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初めてこの取材をしたとき、ぞっとしました。
いまでは、そんな学校がばかりです。
あるチームは学校の門で、野球部の顧問が2Lの容器にご飯が入っているかを確かめているそうです。そして、食べきったかをみせないといけないとか。

食べることと、寝ること。
この楽しみを取られたら、、、と。

日本ハムの大谷翔平選手が高校2年生の夏にケガをして、プレーができなくなりました。練習に参加できず、全体寮から外して、普通に食べて、たっぷり睡眠を取らせたそうです。そうしたら、身体が大きくなった。花巻東の佐々木監督が言っていました。「あの時期がなければ、160㌔は出なかったと思う」。休息が球速を生んだんです。

日大三高は食べないわけではありません。
自分たちで楽しんで食べます。
桜井選手が「好きなメニューが出てきた時はすごくうれしいです」と話してくれました。清宮幸太郎を5三振に斬った、怪物というより普通の高校生の笑顔でした。
2011年夏の甲子園で全国制覇した時の4番、横尾俊建選手(日ハム)のトレーニングサポートを大学生の頃からしていますが、彼は自分のパフォーマンスを上げる為の食事を常に考えています。(おにぎりくんの愛称で知られますが、おにぎりばかり食べている訳ではありません。笑)
今は遅延型フードアレルギー検査や肥満遺伝子検査、腸内細菌検査などで、その人に合う食事などがわかります。やはり重要なのは指導者の栄養学やニュートリションの知識ですね。
自発的に食事を餌としていた立場としては、心の機械化も、食事の餌化も、勝つために自発的にやるには良いと思うし、その方が強くなるんじゃないかなと思う。

押し付けはもちろんダメです。
日大三高の小倉監督に取材したことがあるけど、選手と対等な人間関係を築いているように感じた。だからこそ、高校野球の「心の機械化」を心配しているのだろう。100年構想を打ち出している高野連は、もう一度、何のために高校野球が未来への繁栄を目指すのか考えた方がいい。
"たくさん寝た方が成長ホルモンの分泌が良いのはわかっているんですけど、練習とのバランスを考えると、技術練習もさせたい。だから、(睡眠は)犠牲になります」"
色んなマネジメント方法があると思います。なかには「え?」だと思うような奇抜なものもあるでしょう。でも水は高いところから低いところに流れるものです。直感的に、生理的におかしい、と思うことはやはりおかしいのでしょう。
ビジョンがなくKPIのクリアだけが目標になると、直線的に達成の近道を行きますので、機械化と間違うような手法が現れると思います。「そもそも野球以前の問題じゃないか?」
この連載について
2018年、遂に100回大会を迎える夏の甲子園。時代の変化とともに“変わりつつある姿“と、旧態依然の両方に目を向けながら、未来の高校野球のあるべき姿を考えていく。